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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
護国の鬼も一刀壟断
97/109

005-03

「いや‥‥おそらくオレ、大爆発の鬼ギレなんかしちまったら、相手が動かなくな

っても攻めまくり続けてさ‥‥」


「ンン~、何なのよそれで?」


「殺したことに気づくまで、我に返れないんじゃないかって思うんだよな‥‥鬼相

手でも、そうなっちまうのが、一番ビビるんだって‥‥」


 深刻そうに申告する魁を尻目に、dooは浅浅しい歩みぶりになり、そのままの

調子で受け返す。


「そう思えるんなら、充分善人じゃないの? ビビるだけムダムダ~」


「オレの腹の底には、凶悪な本心だって絶対にあるはずなんだ‥‥」


「どうしてぇ?」口ぶりとは裏腹に、dooはどうにも心得顔。


「‥‥一人一人にとってはチョットした嫌がらせでも、それらを、これまで独りで

受け続けてたオレの鬱憤は、ボコろうとしてくる数人くらい、殺せちまう憎悪なん

だって気がする‥‥」


「ウ~ン。まぁそうかも‥‥」


「それにビビって、まともに相手をしないよう、ムチャクチャやってまで逃げ廻っ

てたんだしさ」


「だからぁ、もうそんなことでビビらなくていいの魁は。全ては明王様の御裁量、

殺しちゃったら、死んで当然の相手だっただけのことよ」


「マジガチで言ってんのかそれ? ったく‥‥」


「さっきの鬼ババたちは、偶偶じゃなく、魁を殺そうとまでは考えていなかったか

ら、魁の本心も酌んで、ああいう結果になったんじゃないの?」


「‥‥死んで当然とか、思うのは勝手でも、ホントに死んじまったら‥‥死んだ相

手なんか、おそらくどうでもいいんだ、そんな凶悪なオレ自体がヤバいんだよ」


「どうヤバいわけぇ?」


「それこそ、良心の呵責に耐えられるかどうか? (さいな)まれ続ける恐怖にビビるんだ

っての」


「ホントに凶悪なら、良心の呵責に苛まれ続けたりしないでしょ」


「‥‥屁理屈にしか聞こえない正論だよなぁ」


「要はその無刃の刀は、刀の形をしているだけの、明王様だと思えばいいってこと

なのよ」


「お次は思いっきり屁理屈、いやそれ戯れ言‥‥とか、オレにツッコませないでく

れよなぁ、明王斬りに失礼になるだろが」


 何とはなしに、明王斬りの柄頭に向けて、軽い片手拝みながら失礼を詫び入る魁

だった。


「単なる考え方の問題でしかないの。魁の傍には、ワタシだけじゃなく明王様もい

て、魁が闘おうとすれば、先陣きって助太刀してくれちゃうぅ」


「‥‥あのなぁ‥‥」


「その助太刀が速くて強すぎるから、魁が倒す前に倒しちゃう、魁は凶でも悪でも

全然ない~」


「モォ~。そんな戯れ言、罷り通るわけがないだろっ」

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