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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
護国の鬼も一刀壟断
96/109

005-02

「なら、まともに入口なんかへ向かわないで、鬼どもに見つかる前に、服装さえこ

っちのモノに着替えられれば、どうにかごまかせるんじゃないか?」

 

 魁は、左手側の、木痩せしきった板が乱漫(らんまん)と立て渡されている高塀を、あらため

て見やる──。


 板がはずれていたり、穴が開いている箇所は見当たらないが、どこも、一撃で蹴

破れること間違いなしの干固(ひかた)まり具合で、なにも入口らしき所まで行かなくても、

町自体への侵入はいとも容易そう。


 潮除けが目的であろうこの長い板塀は、魁の心許ない記憶の限りだと、長さだけ

ならば、現存する城郭では日本最長となる熊本城の長壁の、倍以上もあるのではな

いかと思えてしまう。

 つくらされた当時の人素族たちへと思いが及べば、服装でごまかしたところで、

あつかい自体は、何も変わらない気もしてくる魁だった。


「ごまかす必要なんて、ないでしょ全然。ワタシの言い分を聞かずに、鬼どもがウ

ザクサかったら、倒しちゃえばいいの魁がまたぁ」


「全然かよ? 確かにごまかしたって無意味だろうけどさ、そんな調子で、敵対を

前提にする必要もないっての」


「だって、明王斬りに斬られずに済んじゃう鬼なんて、いると思うぅ?」


「‥‥それは、わからないだろ、また抜いてみないことには。とり敢えず斬るつも

りで」


「そんな鬼レア鬼を逸早く見つけ出して、話をちゃんと聞いてもらうためにも敵対

上等でしょ。ワタシが倒しまくってもいいのよ別に~」


「ったく‥‥わかったって、オレがやるさ。その方が、とにかく無難で平和そうだ

し」


「そうそう、無難に平和にが一番よね~」


「まぁ正面から行った方が、鬼どもがそろってるだろうから、こそこそ行って出交

わした毎に倒すよっか、効率が良いもんな」


「まったくぅ、御希望のチートを手に入れたっていうのに、まるで代わり映えしな

いんだからぁ」


「そりゃそうだろ。チートが使えるようになることを望んでたのは認めるけどさ、

希望どおりのチートじゃないんだし」


「そこまで都合の好いチートなんて、あるのかしらぁ?」


「ん~、そう言う意味じゃなくてだな‥‥もう、dooだからブッチャケるけど、

オレは、dooが思うほど善人じゃないからさ」


「そうなのぉ? けどけど、ワタシが思わないほどの悪人だなんてことも、あり得

ないし~」


「だから、手に入れちまったら、入れちまったで、このチート刀のチカラを、使い

熟しきれるかにビビるんだって。さっきは偶偶かもしれないだろが‥‥」


「何だって、そこそこ時間がかかるものでしょ、使い熟すなんてことにはぁ」

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