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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
デア・エクス・マギア
92/110

004-24

「つまり、鬼も必死ってことだろ。悠然といっとこうぜ、ここは」


「どれだけ言葉を費やそうと、人を人としか思わない鬼とはわかり合えないわっ、

百言は一半死にしかずよ、死なない程度にボコらなくちゃダメなの」


「‥‥初っ端からそれじゃ、行きづまる前に気がつまるっての、この先‥‥」


 魁の衛護役と名乗った小癪なdooが、その魁から(たしな)められだしたことで興を咲

かせ、思うもしるく、dooの小癪さに手を焼かされていく魁の様子に、すっかり()

()いで目を細めていた老鬼女隊長だった。


 けれども。内容がよくわからないまま、二人の交わす話に黙りこくって耳を傾け

続けるにも、やはりいい加減に限界がくる。

 そこで老鬼女隊長は、当然鬼らしく、鬼とも組むようなことを語り()く。


「ほんに今一つわからぬが、具足師の方は、その眉目秀麗(びもくしゅうれい)な男ぶりに違わず、甘や

かなようではないか」


「んんっ?」魁の左眉がヒクッと反応‥‥。


「うぬは拙身の手回(てまわ)りにして、ほってと可愛がってくれよう。これは、拙身の残生(ざんせい)

にも、しばらくは張りが出ると言うものだ。かっかっかっ」


「んだとっ? 今何てほざきやがったこのクソ鬼ババがぁ!」


 魁はdooを置き捨てにする反応速度で一歩前へつい出る。右手で明王斬りの柄

も、みしと握り締めていた。


「おんや、(いや)珍かにも人素族風情の分際で、実に不行儀ぞろいなことよ。うぬのそ

の威勢、衛護役をなくしたあとも続くとよいがの?」


「あん? どう言うことだよっ」


「可愛がり甲斐が損なわれては、つまらぬからな。()しからず(やわ)な術を使うその娘

ッツコは、拙身の鬼道で消し炭にしてくれる」


「アラそう? ワタシの魔述があんたには、鬼道の異験(いげん)で利かないって疑いもしないも

んだから、ホブゴブたちが瞬屠(しゅんと)されちゃっても、そうして余裕ブッこいていられるわけ

ね~」

 

 今度は魁に先んじたdooだが、魁の肩越しからの口出しのみ。

 なので、魁は心頭に発した怒りそのままに、老鬼女隊長へ面罵(めんば)に出る。


「‥‥一応会話が成立するってだけの、鬼畜生かよやっぱ」


「さてさて、具足師の小僧ッコまで、悪タレ口を叩き()るか」


「ったく。ホント自分本位も甚だしい欲求を、イタさも自覚できずオレにブツケて解消

しようっていう、人の皮を被ったケダモノどもと変わりゃしねぇな」


「かっかっかっ、まっこと人素族はキャンキャンとよく吠える。劣弱な術がホブどもに

効いたからと、調子にノりおってからに」


「ぁんだとっ。単なる素の人間を、マジガチで激怒らせたらどんだけの地獄を見ちまう

か、オレが全身っ全力で思い知らせてやるっての!」

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