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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
デア・エクス・マギア
89/109

004-21

 dooの言いぐさこそ、ホブゴブリンたちと一緒に魁まで唖然とさせてしまう。


 けれども、鬼たちが人素族を直接喰らうことはなさそうな、ホブゴブリンの言い

分から、魁はそのまま黙り続けて、一先ず様子見と洒落込むことに──。


「ほぉ‥‥確かに、人族の大陸はもう眼界(がんかい)にはないようだが、それをしたのがうぬ

らとは、にわかには信じられんがな」


 ホブゴブリンたちが、dooと魁をいつでもスグに囲い込めるよう、ほぼ等間隔

の半円状でつくる横隊に、オーガに乗った老鬼女隊長がのっそりと加わり、口を開

いた。


「にわかじゃなく、ゆっくりじっくり信じてくれたら、それでいいわよ別に」


「あな、いっぱしの口を叩く‥‥どこか風変りなその出で立ちといい、うぬらは一

体何者じゃ?」


「ワタシはWizよ、凄腕魔述使いと言えばわかってもらえるかしら? これまた

腕っこき具足師である彼の衛護役で、これからリヴィダス侯の領国へ向かうの」


「リヴィダス? ‥‥ふぅむ」


「こっちへ渡る手続きを、ちゃんとしようかと思ったけど、渡れそうだから渡っち

ゃったぁ」


「魔術使いとな? それゆえ、言葉つきから胡散(うさん)らしいわけか」


「思ってるジュツ(・・・)が違うかもだけど、そう言うこと~」


「‥‥よくわからん。どう言うことか?」


「人族の国や貴族に雇われている間者(かんじゃ)だとか、疑われちゃったら大迷惑ぅ。なので

ワタシのありのまま、形式張ったことは一切しないようにしているの」


「なるほど‥‥しかし海原を(つづ)めるなんぞ、鬼道でも、奥義中の奥義となろう術が

使えるとは思えぬが‥‥」


「言ったでしょ、ワタシはWizだって~。鬼道の奥義も、ワタシにはチョチョイ

ってことぉ」


「術は、解けずとも、効力を妨げれば勝手に元へ戻る、それならば比較的容易いこ

とは知っている。うぬは、それをしたと言うことか‥‥」


「アレレ~、まぁそんなカンジィ? て言うか見てよ、彼が腰に差している刃のな

い抜き身を。これが何よりの証明でしょ?」


「‥‥無刃ゆえ(さや)なし。しかも蜷色とな‥‥」


「ネッ、わかったでしょ~? ワタシたちを、どうあつかうべきなのかも()く能く

とねっ」


「‥‥一体何がか?」


「ワタシたちを無事行かせなかったら、リヴィダスがアージェンに攻め込んじゃう

わよぉ。そもそも、険悪な間柄って話を、ロンイェールビで聞いているんだから」


 dooは魁の前からヒョイッ、軽やかに左横に跳び退いて、これよ(・・・)これこれ(・・・・)

と、両手を繰り返し前後させての指差しで、明王斬りを猛フィーチャー。

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