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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
デア・エクス・マギア
84/109

004-16

「‥‥て言うか、あまりにも白白しすぎることだけは言いださないでくれよな。口

は合わせるけどさ、表情や態度まではムリがあるって」


「アラァ、噂をすれば、だわ~ホント。あのホブゴブは警邏隊の一員よきっと」


 dooは、登っていた緩やかな傾斜の先から姿を現したホブゴブリンに、臆する

どころか、手を大きく振りだし歩調まで速めていく。


 対してホブゴブリンの方は、何のリアクションもなく、無表情のまま即座に(きびす)

返して姿を消した。

 それにより、丘の向こうは、こちら側以上の斜度で下っていることを魁に感じ取

らせる。


「マジかよ‥‥槍を持ってたじゃないかっ」


「だって警邏隊だもの、持つでしょ槍くらい」


「それに、町で見たオーガよりずっと小さそうだけど、鬼っぽいって言うか、体つ

きだけが人と同じなバケモノだぞ完全に‥‥頭の皿と(くちばし)がないカッパだまるで」


 ホブゴブリンの額には、二本の短いツノが生えており、口角からも、鋭い牙が突

い立っているのが、魁には見えた。

 さらには、胴鎧と、腰に前と左右を防護する三間(さんけん)草摺(くさずり)を垂らした組み合わせの、

腹当はらあてタイプの鎧まで身に着けていたように思う。


 腰に差す明王斬りへ、添えるみたく握っていた魁の左手にこもる力が、無意識に

強くなる。

 腹当は、オーガが鎧っていた胴丸よりも、簡易化された下っ端用ではあるけれど

も、動き易く、小競り合いから大立ち廻りまで、戦闘の機会がより多いということ

を意味しているからだった。


甲羅(こうら)も背負っていないけど~。でもゴブリンじゃなくホブゴブなら、無闇に襲っ

ては来ないわよ」


「どして‥‥」


「警邏隊の隊長は必ず鬼人で、オーガに乗って、四、五匹のホブゴブを従えている

のが、一小隊って編制だから。一応は統率されているの」


「鬼人のお出ましかぁ‥‥ツいてないよなぁ、やっぱ」


「今の、即応で知らせに戻るカンジなら、隊長はきっと、ワタシたちの話も聞く耳

があるはずぅ」


「どうだかな‥‥オーガに乗るって、乗り物なのかよこっちでは?」


「威光顕示も兼ねた用途のオーガも、いるってこと~」


「ガチかよ‥‥この先ゴブリンも出て、無闇に襲いかかって来るんじゃないか? 

あいつら四、五匹なんかじゃなく、群れで行動するだろっ」


「ま、これから見ればわかるでしょ。ゴブリンの心配も要らないわよ」


「何で、そう言いきれるんだよ?」


「ゴブリンは、人族からの略奪生活が基本だから。こっちに残っているのは、完全

に夜行性で、夜も()けないとウロつかないし、ほかの鬼族にとっても害獣同然で、

駆除しちゃってかまわないの全然」

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