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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
デア・エクス・マギア
80/110

004-12

「マジガチかよっ?」


 魁は今一度、まじくじと明王斬りを見ずにはいられない。祟ると言われてしまっ

ては、手放す不敬などできなくなる。


「次からもただ単に、魁が、後悔して凹まない斬り方をすればいいだけじゃないか

しら?」


「‥‥いいのかそんなんで? マジガチにっ?」


「ワタシは魁となら、地獄の底でも何のそのだからぁ。魁が、鬼人連中の首魁(しゅかい)を斬

ろうと、魔王を斬ろうと、別に斬り捨て御免だって、全然かまわないんだけどぉ」


 dooの、そんな口任せっぽい開陳と言うより吐露などは、取り合う気も起こら

ない魁だが、耳に引っかかった唯一のワードから、確認をしておかないわけにはい

かなかった。


「‥‥鬼人って、話せばわかり合えるかもしれない鬼も、いるってのか?」


「今喰いつくのそっちぃ? 話にならないのは魁の方よね」


「いや、わかったって。命を奪うことには、絶対に使っちゃマズいことだけは骨身

に沁み渡ったし、肝にも銘じるけどさ」


「ウ~ン。ならいいじゃないの、何が気になっちゃったわけぇ?」


「やっぱり、襲われた時には、破壊魔ならぬ斬り立て魔になって、敵が唖然となっ

てる隙に、逃げて避けるしかなさそうなのが‥‥ま忌ましいよな」


「つまり精神が健全なら、そんなモノなのよチートなんて。わかったら、もうワタ

シにズルいって言わないようにねっ」


「はぁ? ムリムリ、それがもうズルだろが。dooの精神までもが健全みたく、

サラッと言って退けるなっての」


「ウフ~、調子が戻ってきたみたいぃ。それじゃぁ、とにかく町の人たちが気づい

て見に集まりだす前に、さっさと先を急いじゃいましょ」

 

「‥‥つくづく不健全だよなぁ、dooのその、オレをチョコチョコ変に試してみ

やがるトコッ」


「またゴネだすわけ~? どっちが不健全なのかしらぁ?」


「大丈夫だっての、行くしかないんだし。もう諸諸を腑に落としていくのも、全部

あとまわしだ」


「そうそう、とにかくあとまわし~。あとのことが考えられるようになっただけ、

健全さを取り戻せているんじゃなぁい?」


「て言うか、ヒマな時にヒマ潰しでするくらいじゃないと、異世界の非常識さには

免疫がないだけに、どうにか健全を保ってきたオレの精神も病みだしちまう」


 まず動かなくてはならないことが、何よりの救い。

 言葉どおり、遅疑なく魁は崖っぷちまで進み出ると、左右に首をふって崖の下り

られそうな箇所を探しにかかった──。


「どう見たって、あそこに突き出している岩へ飛んじゃうのが手っとり早いの。魁

の全力なら充分届くし、魁が届くならワタシも行けちゃうしぃ」

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