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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
デア・エクス・マギア
79/109

004-11

「信じられないっての。逆に疑いって言うか、疑問しか湧いてきやしない」


「まったくぅ。なんて言いぐさなのよ~」


 期待ハズレの本意なさを、表情だけでなく息精(いきせい)張った癇癪ポーズでも訴えてくる

dooだけれども、今は魁もそれどころではない。


「海はどこへ行ったんだ? あんな、広範囲とか言えないほどの距離と深さが消え

ちまって、これから一体どうなっちゃうんだよ?」


「そんなことまでは知らないもん大体。どうにかなるだけに決まっているじゃない

のよ」


「何だそれ? どうにかなるで片づけられることじゃないだろっ。あれだけの海が

なくなったら、この世界の地盤って言うか地形って言うか、地軸とか地殻構造とか

ヤバすぎだろが?」


「ウンウン。そうしたこまかいトコまで気にできちゃうように、伸び育ってくれて

嬉しいわぁ」


「ぬかしてる場合かよっ」


「魁こそ、腰がぬけかけちゃっているとか? もしかして~」


「ぬけもしないってのっ。とにかく、ほかへズレ込んだとしても、津波とか洪水と

かでも、天変地異クラスの甚大(じんだい)な被害が出てる場所があるんじゃないのか?」


「大丈夫でしょ。科学力じゃなくて、大自然の秘奥(ひおう)な作用で起した現象になるんだ

から」


「大自然、って‥‥」


「明王を斬れるほどか、明王が斬るくらいなのかは定かじゃないけど~、どんなに

凄まじいチカラだろうと、それを発動させる世界自体が壊れちゃうことまでは、許

される道理がないし。そんな被害を出したくない魁が斬ったんだもん、大丈夫ぅ」


「‥‥なんか、科学力じゃムリってのはすんなり腑に落ちたけど、科学こそ自然の

理のはずなのに、タチ悪く聞こえちまうよな‥‥」


「相補性とか矛盾的同一とでも言いたいのかしらぁ」


「知るかよ。ま、自然を無視して、人が勝手に使って破壊しまくるのに対して、自

然が許してくたからできたってことなら、気がヒけずに済むけどさぁ」


「それで? どうなのどうなの、チートパワーが使えちゃった感想は?」


「‥‥そっちは気がヒけちまってるよ完全に。オレの身のほどに、全然相応しくな

いって」


「何なのそれ? まったくモォ~」


「なんだか、オレ自身じゃなく、全部この鉄刀のチカラだってことに、救われてる

カンジすらしてきてるくらいだし‥‥」


「間髪入れずの、責任のがれってわけぇ?」


「勿論、のがれられやしないけど、オレに全責任が負えるはずもないしさ‥‥」


「返すとか言わないでよね。魁しかチカラを引き出せないのに、もう引き出しちゃ

ったんだから。つれなくすると鬼鬼(おにおに)しく(たた)っちゃうかも~」

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