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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
デア・エクス・マギア
77/111

004-09

 ニンマリと、dooは両手でフィンガーガンズを撃ちまくる。対して魁は、眉を

(ひそ)めて鼻白むしかない。


「‥‥笑えるかよ、ったく」


「とにかくワタシには絶対ムリッ。この世界では唯一、魁だけがチカラを引き出せ

るんだもん。さぁさ、渡れない海なんかバッサとやっちゃって~」


「バッサとか、そんな簡単に言われてもなぁ‥‥」


 魁は立て持った刃のない明王斬りと、崖下に広がる青黒い海を、交互に見やる内

に、自分の頭の中の真っ白さを、くきやかに自覚できてくる。


「簡単なの、マジガチで。さぁ早く~、大陸に踏み行ってからが半日がかりになる

んだから。魁がワタシの段取りからハズレるだけ、どんどんズレ込んじゃうぅ」


「‥‥一応マジガチにはやるけどさ、具体的にどうやればいいのかを言ってくれな

いと。ここはさすがに、女子の典型ノりで伝わるなんて発想はムリだっての」


「だからぁ、斬れると信じて振ればいいの思いきり。だってそれだけなんだもん、

鬼と縁深い蜷源の縁者が、鬼の大陸を近づけるためになら、ムリなんてありはしな

いわ」


「‥‥そんなの、天才バッターが語るホームランを打つ極意も同然じゃないかよ」


「アラァ、チートを熱望していたクセに心がまえは全然だったわけ? その大刀だ

って間違いなく、選ばれし者が(たまわ)った聖剣や魔剣に匹敵するチート級アイテムなの

にぃ、ただ魁を選んだのがワタシってだけで~」


「なるほどな。そこで、オレがdooを信じきれてるかも問える、って段取りでも

あるわけかよ?」


「ウフッ。そのとおりなの~」


「ズルすぎだろが。マジガチにはやってみるけど、完全不発の空振りに終われば、

大笑いしながら、信じてないって、オレを(なじ)って愉しむ段取りにも、なってるに決

まってるしっ」


「とにかくワクワク~。せめて大笑いと詰りを回避したければ、成功させちゃえば

いいだけよ。世界がどうであれ、マジガチの信念に基づく覚悟のない者に、チート

が使える道理がないんだから」


「‥‥何だよ、その一理ありそう仕立ての詭弁は? 何の道理もなく、世界をどう

にかできちまうのがチートだろが」


「それは~、単なる見解の相違なの」


「マジガチの信念や覚悟があるくらいなら、チートなんかなくたって、世界のどこ

かで君臨できちまうってのっ」


「そうかもだけど~、チートが使えたって、世界のどこかで君臨するには、マジガ

チの信念や覚悟は不可欠だもん」


「‥‥そんなド正論、聞く耳なんかもってないっての。それも今、こんなトコでな

んだからな」

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