表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
デア・エクス・マギア
76/110

004-08

「礼儀なんていいの魁も。やってくれるなら、マジガチに~」


「ああ、それで上手くいけば、盛りあがりも自然にジャカスカするって。不自然さ

があっても心から愉しめるのかdooは? どっちがいいんだよ?」


「まぁそうね‥‥ホント、今でもそう言う屁理屈だけは、どんな時でも達者なんだ

からぁ‥‥」


 dooは一歩立ち位置を変えて、段取りをちゃくりちゃと仕切りなおす――。


「‥‥だからそれ何なんだ? オレにどうしろってんだよ一体?」


「それじゃぁお願い。その明王斬りで、行く手を阻んでいる海を斬り退かしちゃっ

てちょうだい」


「は? ‥‥オレはマジガチでやるって言ったのに、そんなに信じられないのかよ

っ? 駄弁の(ろう)し癖があるdooにしたって、酷すぎだろが」


「蜷源家に(えん)のある魁が振るえば、マジガチにできちゃうから言っているの、信じ

てやってちょうだいな」


「‥‥信じるも何も‥‥どこまでマジガチにフザケてんだか?」


「魁の方こそ、ワタシを信じているのかが、これでマジガチに試せちゃうわねっ。

できなかったら~、はてさてどんなグレ方をしてあげちゃおうかしらぁ?」


 (まこと)し顔とも事成ことなし顔とも取れるdooの面持ちに、魁は内心さわさわとシラけだ

してきてしまう。


「‥‥縁なんてあるもんか、祖父ちゃんならまだしも‥‥あるとしたって、オレは

蜷源家から依頼された鎧の浄拭作業を、チョット手伝った微微たる程度だし」


「チョット忘れすぎぃ。将来の三七代目当主と会って、ケンカ別れしちゃうくらい

に、うち解けたおしゃべりをしているじゃないのよ」


「んん‥‥あるかそんなこと、何言ってんだよ?」


「あったのっ。お互いが人となりまで認知し合えば、もう立派な縁なの。それから

先はいくらでもこじつけて、太くも広くもできちゃうモノだし~」


「ウ~ン──」魁の脳裏で、桃太郎と金太郎を足したような女子の顔が再浮上する

も、急膨張して弾けて消えた――「認知はしてるのかもだけど、なんか、思い出し

きりたくないんだよなぁイマイチ」


「モォ、煮えきらないわねイマイチ~」


「まぁ元いた県で()の字が付く姓は、蜷源の家来だったことを標榜してるのも同義

みたいだけど、そんなのを縁と言うなら、縁者なんて山ほどいるだろが」


「それで充分でしょ、この世界では。そしてその鬼の血で染められた大刀は、血の

契約の下に振るうんだから」


「鬼の血だぁ? そんな世迷言まで、こうも世迷ってる時に言うなってのっ」


「そうまで言う魁は、実は血迷っちゃっていたりして~?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ