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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
ヴィヴィディ・ボディー・doo
63/66

003-17

「‥‥って、何をだよ?」


「自分の足で歩きながら、見て聞いて肌でカンジて行くのが、一番だからと段取っ

ていたけど、知ったこっちゃないもんこの際っ」


「だから何が?」


「町すら出られないビビりには、モォ、この町に戻れないビリビリのバキバキを見

せつけてやるわっ」


「オ、オゥ、見せつけてもらおうじゃないかよ。ビリビリのバキバキ程度じゃ、ビ

ビるとも思えないし」


「言っちゃったわねっ。武士の末孫(まっそん)にだって、二言はないんだからぁ」


「屁理屈もそうまでこじつけるってか? おこがましすぎて武士の末流すら(けが)せな

いオレに言わせりゃ、チャンチャラチャクラの片腹痛し、無言も過言も鈍武士(なまくらぶし)、っ

てな。第一、何か言っとかないと黙認なんだろが」


 魁は苦笑が浮かんできてしまいながらも、胸を張り気味でド屁理屈返し。


「カワユくな~い。なんか、見上げちゃう小t(にく)たらしさなんだけどぉ」


「ま、いいんじゃね? dooがこの場の勢いだけで何をやらかそうが、弁償を請

求されて町を出られず、ここに慣れきるまでの期間を、ここで働かざるを得なくな

りそうだしな」


「そっ? ならいいのねっ」


「どーぞど~ぞ。願ったり、叶ったりの、タリラリランだって」


「じゃぁお言葉に甘えて、配慮も遠慮も思慮も憂慮もなく~」


 そう言いながらdooが両手を上げ広げると、辺りにビリビリと稲妻が走り、電

光が走りぬけた所から、建物がバキバキと崩壊し始めた──。


 ビリビリは速すぎて、魁の目にはスグに捉えきれなくなったものの、バキバキは

まるでスローモーション。


 崩れゆく建物の中にいた者たちの、何が起きたのかもわからず、パニクりまくり

ながら落ち行く刹那(せつな)に、死覚悟(しにかくご)をしたかのように、身を丸くして埋もれる様子まで

もが、まざまざと見て取れた魁は、逆に自分の目を疑わずにはいられないあり様。


 信じられない、と言うより信じたくない。

 息を呑む間もなく起こりだし、収まる気配も皆無なこの凄まじい惨状(さんじょう)


 それが、浅慮も甚だしい自分の軽口が引き(がね)である事実を、認める度胸などある

はずもなかった。

 (ほか)らかされぱなしで、朽ちゆくのみとわかりきった空き家だったからこそ、破壊

行為で、ヤカラどもへの暴力の代替(だいたい)にしていた魁には──。


「‥‥嘘だろ‥‥何やってんだdooッ、やめろって!」


 頭を抱えて屈み込む魁の旋毛(つむじ)を見やるdooは、実に御満悦(ごまんえつ)なニンマリ笑顔。


「ンフフッ。ハ~イやめたけど、お次はどうするの? わからず屋の魁をわからせ

るために、ワタシがやったって、トンチキに自首してみちゃうぅ?」

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