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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
ヴィヴィディ・ボディー・doo
55/58

003-09

「はいはい‥‥でもさ、まずはこの町で働いて、顔も隠せるフード付きマントとか

入手した方がいいって」


「エ~ッ、このワタシの出で立ちに、そんなのは似合わなくなぁい?」


「そう言うことじゃないだろが。dooのその格好、見ようによっちゃエロくない

か? 高値で売れそうな女子だとわからなくしないと、ヤバいってマジガチにっ」


「キャ~、魁がまさかも、狙いどおりのことを口に出してくれちゃうなんてっ」


「‥‥狙ってたのかよっ。ったくモォ~‥‥」


「ネェネェ、高値って、魁は幾らくらいだと思うぅ? いっそワタシを売り飛ばし

て、一儲けしちゃうってのはどお? ワタシならスグ逃げて来られちゃうから、稼

ぎ放題よ~」


 左下から顔を(のぞ)き込むように言ってくるdooのウザさを、魁は歩調を速めて(うと)

んじる。


「‥‥バカ言ってんなっ。オレの服装のビミョ~な異質さだって、目立たなくもな

さそうだしさ。この世界に、ジーンズやスニーカーもないだろきっと?」


「さぁ? ワタシわかんな~い、バカ言っちゃうのやめるつもりないしぃ」


「わかったから。‥‥もうブータレずに歩くから、勘弁してくれって」


「ウフ~、わかったわぁワタシもっ」


「でも、ヤバそうになったら、ダッシュで逃げるしか手はないんだ。dooは重く

はなさそうだけど、肩に(かつ)いで走っても、スグ追い着かれちまう。獣人相手だった

ら、オレ一人でも逃げきれやしないだろうし」


「それってお腹が痛そう。せめてオンブしてちょうだいよぉ、と言うか、フィンラ

ンドスタイルが一番走り易いと思うんだけど~」


「何だそりゃ?」


「フィンランドには珍競技がたくさんあって~、奥さん運びレースでの、奥さんを

運ぶ方法の名称なの」


「フィンランドなぁ‥‥」


「向かい合った奥さんの股座(またぐら)へ、夫が頭を突っ込んで、そのまま立ち上がるの。奥

さんは逆さで、夫の背中からお腹にしがみつくぅ。夫が全力で安定して走れるスタ

イルになるわけ」


「ったく、dooもホントもうバカ言うなっての。町を出たらチョット、武器にな

りそうな物がないか探すからな」


「ウ~ン。探せるかしらぁ?」


「辿り着く一歩手間で、力尽きて(たお)れた駆け出し冒険者の剣でも、落ちてるかもし

れないだろ?」


「そんな不運すぎなアイテム、呪われるだけだと思うけど~」


「フン。どうせオレは、既に呪われてるようなもんだから、かまいやしないし。と

りあえずの戦闘力アップにつながる、エキストラスキルが手に入るかもだろ」


「そんなことは、ゲームでだってあり得ないの」

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