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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
ヴィヴィディ・ボディー・doo
50/54

003-04

「だから、この世界にいない人に、連絡なんてできないわよぉ」


「‥‥だよな。悪い、ついアホこいちまった‥‥」


「ワタシだって、物凄く心配しなくちゃいけない重大事を、ポイして来ちゃったと

思うんだけど、ドーにもできないから、気にするのやめちゃったぁ」


「いいのかそれで? オレと違ってdooは‥‥あれ? 何だったっけそれ?」


「魁が一緒なら、ほかの一切ド~でもいいもん、マジガチにっ」


 そう言い放ったdooから魁は、自分より一足先に、この異常事態への自棄(やけ)を起

こしきっていて、どうにもならないと悟ったがゆえの解放感から、開きなおった歓

喜が(にじ)み出しているのだと確信してくる。


 あんけらと開いてしまう口が、(ふさ)がらなくなってはヤバいとばかりに、魁は思い

起こせたこともあって、お体裁ながらも(とが)め立てに出ておく。


「いいわけないだろマジガチで~。そうだぞdoo、おそらく今大変なことになっ

てる」


「大変って? 今このワタシたちよりとは、思えないんだけど~」


「ボッチがボッチに戻されるだけじゃなく、本来なら、ボッチにならないボッチで

の過ごし方を全く知らない連中までが、突如ボッチを味わわされてて、日本中がパ

ニクっちまってるに違いないって」


「‥‥ウ~ン? 何を言っているのか全然わからないんだけどぉ」


「何ほざいてんだよ、大体dooは‥‥あれ? 何だっけ、えっと‥‥」


「知らない~。心配なのはわかるけど、魁が何をわからないかまでわかるわけがな

いでしょ」


「‥‥って、わかってんのに、何かつっかえてるカンジで‥‥」


「昔と変わらない甘えん坊なことを言いだすもんだから、ワタシもついつい昔の気

分になって、昔のことを口走っちゃいそうになるぅ。全部魁が悪いのよっ」


 dooの、(つらぬ)かんほどにピシッと伸ばし反らした人差し指を、振り()っての魁へ

の抗議は、心許なさを隠そうとすることさえ失念したままの魁を、少なからず振粛

させた。


「‥‥あぁ確かにな、甘えちまってた。でもとにかくdooは、こんな異世界染み

たトコで、オレだけに(かま)けてられる立場じゃないはずだっ」


「そうなのぉ? ワタシわかんな~い」


「何だそれ? スグ諦めないで、戻り方をあれこれ(さく)りネバりまくるべきだろが。

それくらい、オレに言われるまでもなくお手のモノだろ」


「と言うか、ここが魁の妄想した退避ワールドなら、ワタシも魁が妄想した存在に

すぎないんじゃないの? 今魁は、戻りたいってマジガチで思っているわけ~?」


「‥‥マジガチとか、言われてもなぁ‥‥」

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