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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
ヴィヴィディ・ボディー・doo
49/54

003-03

 しかし懸命(けんめい)になるだけ、どんどん記憶や認識が曖昧(あいまい)になってきて、そこはかとな

く混乱がぶり返されてもきてしまう。


「嘘だろ‥‥マジガチでイカレちまったのかオレ?」


「ハイ? 何を言っちゃっているのよ~」


「‥‥現実逃避願望が強すぎるところへ、だしぬけに成長したdooとか、リアル

dooの襲来なんて、強烈すぎるストレスを受けたもんだから、とうとう自ら意識

もできずに、妄想(もうそう)へと自閉しちまったってかオレは?」


 そんな魁に、やや呆れ顔になったdooは、(かぶり)をふりつつのシュラッグポーズで

受け答え。


「一種の防衛機制が、統合失調へのトリガーになったとでも言いたいわけぇ?」


「‥‥別にっ。しらんけど‥‥」


「魁も、異世界転移なんて妄想を、逃げ込み先にしていたんだぁ? やっぱり今ど

きの、ありがち十代ね~」


「ウルセ~誰だって思うだろが、逃げ出すなら、ウザクサい自分の身近から懸け離

れてるトコへって」


「ウン。それはわかるけど」


「その極めつけが‥‥そうだよ、こんなカンジの、どうせなら人間がまだ獣に近い

シンプルさで生きてる、くだらない奴らなんか(ほろ)んで当然の、あたりまえな世界だ

っ」


「ならよかったじゃないの。そんな、魁にしてはこねまわしの少ない屁理屈で、こ

こを受け容れられそうなら、心配するほどのイカレ具合じゃないんだろうし」


「‥‥ったく。そりゃ心配されたかないけどさ、それはそれで、変な冷め方しちま

うよなぁ」


「ここも、違う意味で結構イカレているから、それに慣れていく内に、魁の方が、

自分のまともさに自信をつけていけちゃうんじゃない?」


「って‥‥マジガチなのか? もう、あのゲロキモすぎる軽犯罪者どもを、所詮(しょせん)

供の悪フザケと野放しにしやがる無責任世界から、おさらばできるってことなのか

よっ」


「知らないけど、しょんぼりどころか清清(せいせい)しすぎて、顔が初めて会った時くらいに

輝いちゃっているんだけど~」


 魁の嬉し顔はにわかに固まり、薄曇りだす。


「‥‥言うなよガキの頃のことは。dooだって、最初は見てくれ以外はオトナだ

ったクセに。オレに合わせる以上の世間ズレをしまくって、キャピついたガキへと

ギュンギュン成り下がったろが」


「ハイッやめましょ、お互い昔のことは。じゃぁじゃぁワタシも、ここでようやく

明るいニュースを伝えられちゃうわけねっ?」


 dooも、満面に笑顔を輝かせてのきり返し。


「何だよ大げさに? でもその前に、祖母ちゃんに連絡できないか? 祖父ちゃん

と心配するんじゃないかって、それがオレも心配なんだけど」

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