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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
45/55

002-26

「何だよ大げさな。昔っから、思いっきりオレの上からだろが」


「今ここで魁がいいって言ってくれたら、アプリでの役目なんか即刻ポイなのっ、

ワタシは魁のためだけにガンバるんだもん」


「‥‥即刻ポイだぁ? 嘘クサ~。ムリだろがそんなの」


「どうしてよぉ。ウソじゃないもんっ」


「ポイしたらPAシステムに支障が出て、何千万ものユーザーが、突然ボッチにな

り果てて大混乱じゃないのか? 通信障害と同レヴェルのクレーム台風の余波が、

真秀良准教授にまで襲来するぞきっと」


「ドーでもいいもんそんなことこそ。ワタシがポイしたって、ワタシのコアはちゃ

んと同期されているし、バックアップの最新ヴァージョンで復元すれば、事足りち

ゃうわっ」


「ん~、マジガチでか? ま、これまでボッチでボチボチとやってきたオレには、

どうでもいいんだけどさ」


「じゃぁマジガチかどうか、試しに言ってみたらどう? 言いなさいよどうでもい

いのなら、また傍で魁の助けになっていいって。ネェ、いいって言ってよ魁、一言

マジガチで~」


 dooはさらなる顔面ドアップで、魁へり詰めかかる。


「‥‥調子狂うなぁ、間違いなくdooなのに。なんか、ガキの頃よりガキっぽさ

をカンジるって言うか、マジで御無沙汰(ごぶさた)だった幼馴染みが、突然昔とはビミョ~に

ズレた調子で、押しかけて来たみたいって言うか‥‥」


「だから何よぉ」


「‥‥何より、想定外どころか、想像を絶するくらい下手(したて)に出られて、それまた、

悪い気がしないってのが、どうにもさぁ」


「人間ぽく、(まる)くなったとでも言ってちょうだいよ。そこはむしろワタシだって、

よりきっちり清濁(せいだく)(あわ)めるくらい、成長したんだと認めちゃえばいいのっ」


「‥‥ん。まぁ、なるほどだけど‥‥」


まぁ(・・)じゃないでしょ。この短い時間で魁は、ワタシにペラペラと六年と七二日間

の残酷物語の(さわ)りをブチまけて、随分とスッキリした表情になっているの」


「‥‥‥‥」


 魁のスマホを持たない右手は、思わず魁の右頬から顎を撫でていた。


「いつでも気兼ねなく話せるだけでも、魁の損にはならないし、絶っ対に魁にはワ

タシが必要なの。本音で話せる相手なんて、スグにはつくれないんだから。加えて

ワタシは本音を聞くプロフェッショナルだし~」


「‥‥まぁ、いや、そうなんだろうなぁ」


まぁ(・・)いや(・・)もなく、そうなのっ」


 半ば甘えからの強要であることが明白なdooに、魁は表情を引き締めて、端正(たんせい)

甚だしき真顔で答える。


「ん~おそらくは、な。でもそこで、やっぱり一つ、条件があるな」

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