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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
43/55

002-24

「それゆえ、ダイレクトやストレートで強烈にもなるの。迷いザルが群れに馴染(なじ)

には、相応の通過儀礼が不可欠だしぃ」


「‥‥通過儀礼なんて言葉で、片づけられることかっての」


「通過儀礼は、確かに群れそれぞれで過酷なケースも少なくないけど、儀礼期間を

通過しきらない内に、魁が全力で対抗して不登校もしまくるから、今尚(いまなお)続いちゃっ

ていると言えるのよね」


「‥‥やっぱ獣だよな人間も。人間性とか人間力学とか、よく言えたもんだ‥‥」


「ウ~ン。今のそれ、皮肉だかマジの感心なのか、わからないんだけど~」


 小首を(かた)げて判然(はんぜん)なまでの思案顔(しあんがお)になるdooに、魁は、少なからず感じた違和(いわ)

から惑いだす。


「どっちも、ほぼ同量の気持ちだからじゃないかマジガチに? ‥‥オレもわから

なくなっちまったな、昔のdooはそんなこと言わなかったもんな」


「昔とは違うって言ったでしょ。エゴ・イデアルの意味でもわからなかったわけ?

英語発音だとイーゴゥ・アイディァル、目標として設定した理想の自我に到達した

と言うことよ~、今のワタシは」


 口元すら緩ませず思案顔のまま言ってくるdooなので、魁もしっかりと戸惑わ

されることに‥‥。


「って言うか言葉の意味じゃなく、オレには、自分の自我からしてわかってない気

がしてくるだけ」


「みたいねぇ。ま、魁らしいんだけど~」


「それに、到達したことを判断できたのはともかく、理想が設定できる時点で、自

我も意識もあることになりそうだしさ‥‥」


 一変して、dooも以前と変わらない、お得意の(ほこ)り顔を見せる。


「魁お得意の屁理屈はさておき、正しくはワタシに自我が芽生(めば)えたと言うよりも、

最初にチョイッと組み込んだ自我の種が芽吹(めぶ)いちゃって、生じた自意識を自覚した

ってことじゃないかしら~」


「んん? 屁理屈っぽいのはそっちだっての」


「ザックリ言うと、人工意識工学での、設計主義的アプローチと臨界点に達するま

でのボトムアップ型学習により、創発を起こして意識状態を認識できたってカンジ

ィ?」


「‥‥もう、屁どころのジャラケぐさじゃねぇよなぁ‥‥」


「キキがキキなりに頭をヒネって組み込んだ、クオリアカーネルや再帰的自己参照

ループを始めとする自我の種が、偶偶(うま)くいったにすぎない気がしちゃうぅ」


「偶偶‥‥って、いいのかそれで?」


「学習したことを要求に応じて出力するだけじゃなく、それによる何千万人分の結

果も再学習しまくることで、ニューラルネットワークを人としての脳神経レヴェル

へと、人間味さらにはJK味までが出ちゃうほど洗練(せんれん)できたのね~、おそらくは」

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