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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
42/55

002-23

 あからさまに(しか)(つら)をして、荒みを出そうとする魁だった。


「だって~、ワタシも女子なんだもんっ」


 出したつもりの魁の荒みも、ハラホロヒレハレ~と雲散霧消──。


「こんなオレの一体どこがモテるって言うんだよっ? dooと一緒だった頃と全

く一緒、まともな女子は、ヤバすぎるオレなんか恋愛対象じゃない」


「‥‥そ? なら男子の友達とかはぁ?」


「ハンッ。気のいい男子も何人かいたけど、一箇月と経たない内に素っ気なくなる

か、オレを攻撃する急先鋒(せんぽう)変貌(へんぼう)しちまう。ただモテないだけなら平和だってのに

さっ」


「魁と一緒だと、自他ともに引き立て役だと認めざるを得なくなるぅ。それには、

一箇月も必要ないってことよね」


「知るもんかそんなことっ。世界を敵にまわしてまで一緒に立ち向かってくれる人

なんてのは、いやしないんだ現実には」


「だからいるでしょ、このワタシが。これだって、(まご)うことなき現実よっ」


「‥‥まぁ、そうなんだろうけどさ‥‥」


 否定しきれず、と言うよりも、否定するなど相手がたとえdooであろうと、さ

すがに魁にももってのほか。

 被害妄想寄りの発想から生じている邪道な道義心、逃げ得べからざる(むく)いの女神

アドラスティアから、最後通告を下されかねない、との怯怖(きょうふ)がよぎるゆえの、苦し

紛れにほかならないのだけれども‥‥。


「ワタシ以外にだって、候補者は少なからずいるはずぅ。でも魁に拒否られるのが

怖くて出て行けない。そんな思いが強いほど、周囲は女子も男子もそのコを(ゆるが)せに

してまで出しゃばらないから」


「わけわかんねぇっての、オレは忽せにされっぱなしなのにさっ」


「そうなんだけど、わからないのも問題なの。そしてその内に、自分たちの世界を

歪ませるのは魁なんだと(さと)って、仕方がないって(さじ)を投げちゃう」


「‥‥わかる必要あんのかそれ?」


「魁と一緒になんて、自分にはムリ~。一人でも充分立ち向かえているカンジだし

ぃ、ってね」


 柔よく剛を制す、には対句となる、剛よく柔を断つ、があったことを、今の今ま

で完全に失念してしまっていたと、魁は(ほぞ)を噛む思いに強襲される。


「‥‥オレだって、最初は温和(おとな)しくしてら。先に周囲が歪ませるから、(あらが)って歪み

が酷くなってくだけだっ。まぁ確かに拒否るけどさ、巻き込みたくないんで」


「認めたくないだけで、魁の存在自体が、多感なみんなの(かん)(しゃく)逆撫(さかな)でちゃう自

覚はあるはずぅ。ある意味、健全で短絡な環境にいるのよ魁は」


「ある意味な。いや、何なんだよある意味だなんてガチにっ」

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