表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
41/55

002-22

「チッ。そうなんだよ。身内以外には笑える瑣末事(さまつじ)でしかなくて、通年で見れば、

被害を受けない日数の方が多いんだけどさぁ」


「まぁね~。ガッコへ行かない日数を差し引けば、それは当然じゃない?」


「けどさ、その、気紛(きまぐ)れにチョコチョコと、しょうもない嫌がらせをされるのは物

凄く堪えるんだよな、人間の狂気を痛感させられてさっ」


「人が狂気に駆られるのも、チョコチョコと気紛れだからぁ。それがまた何人もと

なれば、どうしたって痛感させられちゃうわよね~」


「ああ。(かさ)を三回連続でパクられてからはもう、雨の日は登校しないって決めたく

らいだっ」


「フゥ‥‥行き着くトコまで行っちゃっているカンジよね~、モォ」


「祖母ちゃんがヴィニル傘嫌いなもんだから、ちゃんと何千円とかするヤツだって

のに、おかまいナシなんだぞ。自分の物として使えばバレるから、誰も見ないよう

なトコに隠して、そのままにするしかないんだろうにさ」


「傘は欲しいんじゃなく、嫌がらせ度の方が高そうよねぇ」


「‥‥そうだろうよやっぱ。しらんけど」


「でも、こっそり親しい仲間にもバレないように、自分の部屋まで持ち帰っている

かも。また一つ魁コレクションが増えたぁ、とかニンマリしちゃったり~」


「笑えるかってのっ。こっちはまたズブ濡れで帰るハメになるし、またまた傘を買

ってもらわなくちゃならない。祖母ちゃんの反応を想像するだけで、登校を続ける

気力なんか失せちまう」


「お祖母さんの反応が同じなら、不登校した方がナンボかマシ、ってことよねぇ」


「ってことっ。ムカつきが解消されるまで、独りで暴れきっておかないと、オレが

狂うっての」


「もう、かなり狂気の沙汰だと思うけど~。それでりーる~に、自分のことを完全

なガラクタなんて言っちゃったのね?」


「別に。あいつからだって、結構な狂気とガラクタっぽさを感じたけどなっ」


「でも、ムカつくたびに、すっかり解消されてきたせいかしら、顔つきに(すさ)みが全

然表れていないしぃ」


「‥‥そ? なら、そう言うことだろ」


 家を出てdooから離れた自分の選択と、これまでの、中高生の本分を捨ててこ

そ浮かぶ身もあれ、な対処の数数が、ともあれ決して間違いではなかったと、魁は

胸のどこか奥も片隅が、軽くなった気までしてくる。


「それどころか、イケ児童から第二次性徴期の荒波を難なく突破して、ビミョ~す

ぎる成長バランスを崩すことなく、イケハイティーンになっちゃってるぅ」


「ったく、dooまでいきなりかよ。ど~して女子ってのはそうなんだか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ