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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
40/55

002-21

「でしょうね~」dooにしては、我知り顔を抑えきった返答。


「そうやって、フツウに懐くだろう新参ザルへの興味が抑制(よくせい)されるもんだから、ま

ずは、女子から幼稚(ようち)ぃ行動に出やがるんだよな」


「‥‥どう幼稚ぃの?」


「大概オレの持ち物が借りパクされて始まるんだ、消しゴムとか赤ペンとか、フツ

ウに貸し借りするような物から‥‥」


「それでそれでっ?」


「‥‥その程度、スグに忘れて貸しっぱにしちまうオレも悪いんだろうけど、一人

が手に入れると、なぜか周辺の女子までが欲しくなるみたいで──」


「シャーペンが消え、ペンケース自体が消え、ノートや教科書、体操着から制服ま

でも、ってわけぇ?」


「‥‥んだよ、ただの典型的パターンってか?」


 とは不満をこぼす魁だが、着替えたあとの体操着が、バッグごとなくなっていた

時のこと。体育の授業あとに、制服が丸ごとなくなっていた時のことを思い出し、

発作的にそぞろ(ふる)う。


「そうね。その物自体が欲しいわけじゃなくて、魁と実際に関わってみたい欲求が

そうさせちゃうのよねぇ。その欲求をチョット満たせて喜んでいるのを見ると、私

も私もって」


「ガチでかよ‥‥」


「価値もわからず限定品というだけで、争奪戦に加わるニワカみたいのまでが出て

きちゃう。さらには、限定度がより高い物をゲットしたくなるってことね」


「だからって‥‥名前をちゃんと書いたかとか担任は言うけど、名前を書くからパ

クられるんだし、そう言う問題でもレヴェルでもないんだよなっ」


「なら、どういうカンジィ?」


「女子がパクってるならいいんじゃね? って、男子までパクりだしやがるから堪

らない。そうなるともう、オレじゃなくたっていいんだ別に。鬱憤を晴らす捌け口

にちょうどいいだけでさ」


「なるほどね~‥‥」


「パクる一人一人にとっちゃ、大したことないんだろうけど、(ちり)も積もればで、オ

レ的には甚大な被害だっ」


「パクられまくる前段階があるはずぅ」


「街中でチャリを()めれば、サドルを抜かれるわパンクさせられるわ。祖父ちゃん

の家だってのに、たびたび石を遠投されてガラスを割られるわ。ロケット花火を大

量に撃ち込まれることだって、毎年のようにあるっ」


「クフッ‥‥チョット可笑おかしすぎぃ、笑い事じゃないのに」


「‥‥笑ってろ、ったく」


「魁のお祖父さんの家は、もう山に差しかかっていて敷地自体が広いし、周りも(うっ)

(そう)とした雑木林だから、何でも撃ち込み放題に思えちゃいそ~」


 実に可笑しげに口元を両手で覆い隠すdooに、魁はムカつきつつも、口の滑り

をまたよくしてしまう。

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