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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
39/54

002-20

「ガマンせずに言いたいことを喚いて、暴れまくってたからなっ、全力で」


「魁が全力でぇ? そんなことガチでしちゃっていたら、ワタシの推度(すいたく)だと今日今(きょういま)

ここで、魁と会えていないはずなんだけど~」


「ま、誰一人、ケガはさせてないからな」


「エ‥‥そうなの? それはワタシの想定外、スッゴ~い」


 dooのこのリアクションは、魁にとっても想定外。

 魁の意識の片隅で、デフコンレヴェルに調整が入りだす‥‥。


「でもガッコをサボらずに、毎日空き家の塀とか壁とかブッ崩し続けたら、ボコり

待ちする奴ら自体が罪因(ざいいん)だってことをド忘れて、オレを通報しないとも限らないわ

けだし」


「ウ~ン‥‥恐怖回避の合理化、自己防衛のための正当化、身体不可侵権および移

動の自由権を失わないための、サヴァイヴァル・ストラテジーってトコかしらぁ」


「しらんけど、ケーサツ沙汰は、さすがに祖父ちゃん祖母ちゃんが、心労で寝込ん

じまうだろが」


「そう‥‥なんだかわからなくなっちゃったわ。ワタシがついていた方がよかった

のか、ついていなかったからよかったのか‥‥」


「さぁな。でも、人間力学のややこしさは身に()みたって」


「フーン‥‥例えばぁ?」


「男子でも女子でも、仲間内で幅を利かせたい奴は、物凄く自意識過剰でさ。毛色

の違うサルが入って来ると、気になって仕方ないのに、素直にも全然ならなくてさ

ぁ。どんどんヤバくなるんだって」


「そのヤバさって、どんな?」


 なんとなく、dooから喰いつきのよさが感じられてならないものの、警戒心以

上に、話してしまいたい欲求の方が、魁には高まってしまっていた。


「‥‥とにかく遠まわしでさ。仲間を使って囲い込もうとするわ、(から)め手で主導権

を握りたがるわ、ホント迷惑至極なんだよなっ」


「ウン。そのとおりね‥‥」


「さらにさまざまな嫉妬心(しっとしん)が絡んでくると、一層こんがらがっちまう。サル山は一

つじゃないし、各サル山のボスザル同士から、ややこしいバランスで牽制(けんせい)し合って

るんだよな」


「‥‥それはどう言うカンジなの?」


「オレを気にするボスザルが男子だった場合は、自分の権勢(けんせい)を知らしめるためなの

か、仲間内の女子の興味が、オレに向くかもと焦って、チョッカイをかけてきやが

る」


「サル山のボスが、女子だった場合は?」


「オレがどんな奴か興味をもったけど、山での地位を保つために、まずフツウには

近づいて来ない。自分が近づかないんだからと、ほかの女子がフツウに近づくこと

も許さないから困るんだ」

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