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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
37/135

002-18

「‥‥そんなんじゃないけど、忘れられるもんかよっ。て言うか、父さんがオレの

様子を見に来るたびに、祖母ちゃんから尋問(じんもん)の刑に処されてるからな、調べるまで

もなく、耳に入ってくるだけだっての」


「それって、どんなカンジでぇ?」


「‥‥母さんと真秀良准教授は、同じ特任講師でスタートしたそうなのに、全世界

で過熱続きの最先端分野は、やっぱ出世が早いみたいだよな」


「時代ってことでしょ。ファッション系って、デザイナー以外はモデルからしてA

I化が基本だしぃ、学問としても、単位稼ぎの一般教養か選択科目なのがフツウだ

もんね」


「‥‥それで、モデルあがりの母さんとガッツリつながったわけかよ、年齢的にも

近そうだし。実質的子分は母さんかもな、鬼は金棒があってナンボみたいなカンジ

だし、出来の良い金棒に越したこたぁないもんな」


「だぁって、キキはIQと学力の高さだけなら全国屈指で、仕事しかしないポンコ

ツだもん。それなりに成果もあげるし、評価だって得ちゃうわよ~」


「うっわ、ガチか~やっぱ」


「まぁ、要所要所で、魁のお母さんが甲斐甲斐しく世話を焼かなければ、ただのポ

ンコツ講師で終わっていたんでしょうけどね~」


「だからって、自分の息子まで、親友の研究データ収集のために利用しちまうかよ

フツウ? ウチの母さんもそういうトコがドポンコツ、いや、やっぱ鬼なんだろう

な‥‥」


 一瞬、何心なく思い返された魁だが、心から笑っている母親の記憶は、一片たり

とも出てこない。


「魁の、仏より鬼が出ちゃう方を選び続ける情張(じょうは)りぶりだって、お母さん譲りよね

ぇ、間違いなく」


「お互い様だろが、その辺は」


「魁が頑として帰らず、こっちで暮らす以外の解決法をなくしちゃってからという

もの、魁のお母さんまで、魁に一度として会いに来ていない強情さだもん」


「ま、ウチの祖母ちゃんからして、違うタイプの鬼ときてるからな」


「ウフッ。そおなんだぁ?」


「あぁ。どっちかがチラとでもツノを出せば、穏便(おんびん)になんか絶対いかない。母さん

は、祖母ちゃんと大ゲンカになるから来ないだけ。父さんも、母さん相手にゃ完全

なポンコツだしさ」


「‥‥小姑一人で鬼千匹でしょ、鬼姑と鬼嫁のティタノマキアで板挟みだなんて、

ポンコツじゃスクラップになるだけでしょうし~」


「うまそうなこと言ってんなっての。‥‥けど、だから母さんも、気マメに真秀良

准教授の世話焼きができちまう。悪循環の共依存(きょういぞん)なんだろな」


「金棒だって、鬼に振るってもらってナンボでしょうし、魁のお母さんに握られち

ゃったら、キキにどうこうできるなんて考えられないもん、全っ然っ」

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