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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
36/56

002-17

 それこそが、先ほどの超美女子の幼少期だったのではないか──とまで思いが()

せって、戸惑いすらも吹っ飛んでいく魁だった。


「ホントに話を聞いてくれるのねっ? と言うかウソを吐いたってムダだもん、ワ

タシにはもう、自由に動ける体があるんだからぁ」



「わかったから、ヴォリューム上げるなっての」


「この位置だって、もうバッチリ把握しているの。逃げてたってムダムダ~、どこ

までだって追い駆けちゃうんだしっ」


「はいはい‥‥て言うかこのスマホも、オレにまた電源をきられたくなくて、外部

からは何の手出しもできない特別なヤツなのか? バッテリーかSIMをはずしち

まおうにも、開くトコがどこにもないしさ」


「そおよ~。もう、電源ボタンの一ポチで、ポイされちゃうワタシじゃないんだか

らぁ。今のワタシをぞんざいにしたらどうなるか、魁こそ冷静に考えてちょうだい

よねっ」


「‥‥だから、そもそも特別だったdoo様が、一体何の用なのかをさっさと言っ

てくれよ」


「何よそれぇ。やっぱり聞く気なんてないんでしょ?」


「dooの方から、こうもムリ圧状なまでにつながってきたとなりゃ、オレが、自

分のやり方に、非を認めたことにはならないからな。どんな話だろうが、聞きおお

せるだけの余裕はあるって、一応」


「‥‥マジイ? それ非を認めちゃっているのも同じじゃないの~。そこまで強情

に片意地を張らなくても、ツラすぎたらスグにワタシを頼ればよかったのにぃ」


「フン。まさかだろ、そうはいくかってのっ」


「まぁ、そう仕向けちゃったのは、ワタシなんでしょうけど‥‥」


「だよっ。とり返しがつかないこと以外は、何でもやってみなくちゃわからない上

に、やると決めたら最後までやりぬけ。でも、できたとやりきったは全然別だから

って、クドクド、耳タコなまでに叩き込もうとしてくれたもんなっ」


「ゴメンねっ、本当にゴメンなさい。あの頃のワタシは、学習した教師データに忠

実すぎたし、その教師データをアノテーションしたキキ自体が、人間性的には救い

難いポンコツだったことにも、気づけていなかったから」


「‥‥あぁ、あのつけ入る隙がありすぎで、ウチの母さん御自慢の、子分的親友の

一人にされ続けてる真秀良騏驥(まほら・きき)博士な。今は准教授だっけか」

 

「調べたの? なんだぁ、魁も、ワタシのことを忘れようとせずにいてくれたんじ

ゃな~い」


 dooは今も尚、魁の機嫌を最もなおした笑顔を浮かべて見せる。


 当然、少女の頃とは趣きが違うものの、魁が高い好感度を(いだ)かずにはいられな

い、(あざ)やかなまでのニコやかさに、変わりはなかった。

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