表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
33/55

002-14

「チョット~、どう言うことなの魁? 結構、(なが)御無沙汰(ごぶさた)をしていたからって、

今更そんな素気(すげ)なくしてくれちゃうわけぇ」


「‥‥今でも人間何たらの力学、ヒューマンメカニクスとやらの知識は専門家並み

にあるはずだろ、わかんないのか?」


「何をぉ?」


「女子は、女子からしかマジガチに攻撃されないし、男子が(かば)いもするけど。男子

は、女子からも男子からも攻撃される上に、関係ない奴らまでが、腹癒(はらい)せの()け口

にしやがるんだってっ」


 魁はスマホに向けて言い放つ一方で、正面を向いたまま自分をチラとも見ずに、

窓の外を(なが)め続ける超美女子からも目が離せない。


「それで~?」


「捌け口と思われたら最後、みんな側杖(そばづえ)を喰いたくないから避けだすし、まともな

連中には、迷惑をかけないようオレから避けなくちゃならない」


「フムフム‥‥」


「だからっ。その人のために、さっさとここから帰してくれ。オレは常に一対n状

態なんだ、それもステルスな敵が多すぎて、守りきれやしないんだからなっ」


「ワタシの専門は人間関係の力学なの、略してHMね。それに言ったでしょ、魁を

守るのはワ、タ、シ。魁こそ、見た目でナメないでよねぇ」


「‥‥見た目って──」


 魁は、dooが話すスマホと、横に腰かけている超美女子を同時に視界に入れよ

うとして、両目ともが痙攣(けいれん)しそうになる。


「ワタシのリライアビリティーは、各種のネトゲで見せつけてあるはずぅ」


「は? ネトゲって、何ナメたくもないアホ恥ずいこと言ってんだよっ」


「現実世界へ飛び出そうと、基本性能は一緒ってこと~」


「あのなぁ‥‥」


「重力を始めさまざまな抵抗や摩擦で、パフォーマンスは落ちちゃっても、同年代

の比じゃないしぃ。TWPでは魁より強いんだから絶対っ」


「‥‥TWP? 何だそれ、ったくごまかし方まで相変わらずかよ。ナメてんのは

どっちだってのっ」


「まったくぅ。スタンドアローンで独り遊びしかしていないから、言葉も通じない

激レア原人になっちゃうんでしょ」


「‥‥原人呼ばわりまでdooのせいだったのかよっ」


「しらないけど、TWPはトータル・ウォー・ポテンシャルの略、総合的交戦力と

言うこと。何なら今から、一ヒネりしてあげたっていいわよ~」


 魁は、片頬杖(かたほおづえ)まで突いて、中庭へのうち眺めにふけりだした超美女子を、あらため

細査(さいさ)にかかる──。


 ‥‥長い睫毛(まつげ)の一本一本やら、瞳の輝きやら、(こり)りつめたモデリングをされたよ

うな横顔だけでなく、総身(そうみ)からも生彩(せいさい)満ち(あふ)れる健康美は、確かにdoo同様に(はつ)

(らつ)と動けそうではある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ