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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
32/56

002-13

「ムフ~。まぁ当然よねぇ、それくらいぃ」


「って言うか、PAシステムの人格の一つがdooなんだろ? 一体どんだけのユ

ーザーを(たぶら)かして、オレの情報を集めてたんだっ?」


「アラま、な~んて人聞きの悪いぃ」


「言ってろっ‥‥」


「と言うか、自分のことでアップアップな魁は、知る(よし)もないんでしょうけど、り

ーる~の家は結局、魁のお祖父さんの一番のお得意様になるのよぉ」


「って‥‥マジかよっ」そう言われてしまうと、魁にも心当たりだらけ。


「ま、ちゃんと成長しているワタシが、取引をやめさせたりしないように、(うま)いこ

利導(りどう)しておいてはあげちゃうけど~」


「‥‥‥‥」今度は、グゥの音すらも出せない魁だった。


「一方的にワタシをポイしたあとで始めた対応から、基本的に成長していないし、

これまでだって根本的に、ことごとく悪化の一途を辿(たど)ってしまっているのよ魁は」


「ッ~‥‥」


「第一ワタシは魁のこと、一瞬たりとも忘れたりしていないもん、だからガンバっ

て、こうして魁の前に、リアルに出て来れるまでになったんだしぃ」


「‥‥dooこそ相変わらずの言いたい放題だなっ――ぁあっ、今ピンときたっ」


「ンン~、一体何がぁ?」


「あたりまえだけど、この人も単にdooの依存ユーザーの中から、オレを(だま)すの

にバッチリな女子を見つけて、巧いこと(たらし)し込んだだけだろ?」


「エ~ッ、そんなことしないもんワタシ。なんか強がりに、かなり磨きがかかっち

ゃってなぁい?」


「そこまでして、今更オレに何がしたいんだよっ?」


 ──魁は、自らの磁力で反発するかのようにスツールを一つ移動して、リアルd

ooを演じていると決めつけた女子から距離をとる。


 何をもって本物と言えるのかはさておき、その女子が本物のリアルdooではな

いとなれば、魁にとってはもう、最適化されきった生存反応。


 魁の一七年足らずの人生史上で、最大一と評するしかない超美女子になる(にせ)リア

ルdooと、隣同士なんぞで並んで座っているところを、知っている誰かに見られ

ようものなら、この先、どこまで尾ヒレ背ビレのつく陰口(かげぐち)を叩かれまくった挙句(あげく)

どれほどこんがらがって紆曲(うきょく)した厄難(やくなん)に見舞われるか、しれやしない。


 魁は、決して慣れきってはいないものの、実状的には慣れっコだが、同年代の、

しかもこんな全てが精好(せいこう)な超美女子を、自分が受け続けてきたようなタチの悪い目

や、それにケリをつけるための狂暴沙汰(きょうぼうざた)に、巻き込んでしまうわけにはいかないと

の思いをよぎらせてしまった──。 

 

 それも、doodの身代わりなんかでは、絶対に。

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