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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
24/56

002ー05

「じゃぁ、お昼にお弁当とか、どこで食べるわけ?」


「弁当でも、食堂かカフェのどこかです」


「ヘェ~、そうなんだぁ‥‥やっぱ、チョット違うってわけね」


「ここって全日制の総合科もあるだけじゃなく、県の研修センターとか教育関係の

分室とか、新設機関とかも集められてるんで、飲み()いできる場所はあちこちにあ

る代わりに、そこ以外は一切ダメときてまして」


「マジで~?」


「えぇ、マジガチです。ゴミ箱もある場所が決まってて、出したゴミは、自分で持

ち帰るのが校則にもなってるんですよね」


「県立にしては厳しいのねぇ‥‥けど、出そうとしなくたって出るでしょゴミは?

てか、掃除の時はどうするわけ? クラスのゴミを、掃除当番が持ち帰らなくちゃ

いけないとか?」


「併合制クラスに当番なんてないですって。毎日来る人数も、顔ぶれも違いますか

ら。県の施設同様、この西棟にある教室も清掃員がやってくれるんです」


「なんか贅沢(ぜいたく)ぅ。てか無料(タダ)とは言え、県立だから授業料はウチの高校と同よね?

随分(ずいぶん)と得されちゃってるカンジがするんだけど~」


「一人ずつで考えると、ほとんど登校しないんだから、それくらいしてもらわない

と。逆に、体良(ていよ)くぼったくられてる気がしちゃいますけどね」


「ウ~ン‥‥」


 蜷源るりは、納得はできないけれども、断固不容とまではいかない面持。

 ウザクサくはあるが、ここは一つ、社会を齧っている者として、魁はオト

ナの対応をとっておくことにする。 


「オレからすれば、蜷源さんのガッコの方が余っ程ですよ。黝女なんて全てが県下

一ときてるんでしょ? 天文台にプラネタリウム、アクアティクス総合プールやら

複合メディアセンターやら。配属される教師の質から違うんでしょうし」


「そうなのかなぁ‥‥」


 表情を変えた蜷源ゆりに、口元が緩みかける魁だった。「ですって、当然」


「ン~‥‥じゃぁどうしようこれ? せっかく買って来たのにぃ」


「ま、どうにでもしちゃってください、ここで飲食する以外で」


「そのマグボトルだって、コンヴィニで買って定価に近かったし、色をお(そろ)にした

くて、何件も探し廻っちゃったんだからぁ‥‥」


「‥‥ぁあ確かに、蜷源カラ―っぽいですもんね‥‥」


「てか、ここで一緒に飲めばいいと思って、ノドが(かわ)いてるのガマンしてたのに、

思い出したらモォ~、カラカラってカンジなのにぃ」


 そうボヤきつつも蜷源るりは、マグボトルと紙袋をトートバッグに戻しだす。


 察することができたとおり、この蜷源るりが、ダッシュでこの場から逃脱(とうだつ)してお

くべきまでの非常識人ではなかったことに、魁は内心胸をなでおろす。


「すみませんね。ここを出てから、PAに文句を言いつつ蜷源さんがたっぷり堪能(たんのう)

してください。とにかく誰かが来ちまう前に、話を済ませてくれませんか」


「‥‥ま、そうね。ウン、やっぱ気になるぅ?」


「その、人間クサさを色濃く出すよう最適化されてる蜷源さんの腹心PAが、どん

経緯(けいい)と理由で、オレの名前を出したのかはオレも気になるんで」

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