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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
あ・ほーる・にゅー・わ~るど♪
23/56

002-04

「‥‥蜷源さんの腹心がどうマジ索ったのか知りませんが、ここのコーヒーが、ポ

ットを持参(じさん)してまで買うほど好きなのは、オレの祖父さんで。このラップサンドが

好物なのも、オレの祖母さんなんですけどね」


「エェ~ッ、マジィ?」」


「オレは頼まれて登校ついでに寄ることがあるだけ、って言うか、そういうことを

索りまくるのは、プライヴァシーの侵害ってヤツになるんじゃないですかねっ?」


「そうだったの? てかコーヒーもツンブロードも嫌いとか?」


 心ともなく魁は苦笑わざるを得ない。

 ツンブロード呼びマウンティングか、この蜷源るりですら、フツウに使うほど浸

透していたJKローカル常識なのか? フツウから鬼ハズレしている魁には、見当

もつかない慚羞(ざんしゅう)にアサルトされてしまっていた。


「‥‥いや、そう言うことじゃなくて――」


「ならよかったぁ、さぁさ飲んで食べて~。そんな不確実な情報じゃ、プライヴァ

シーも侵害もなくない? 悪く言いふらしてるわけじゃなしぃ」


「‥‥だから、あのですね‥‥」


「その辺も、私のコンちゃんのマジ加減で、PAのクセに私のコンちゃんらしくド

ジるけど、PAだから人がガチに嫌がることはしないってこと、わかってくれたら

嬉しいんだけど~」


 適切なサポートを受けるためには、PAへ本心をうち明けるのが当然で、それゆ

え腹心と呼べる関係にまでなり得ることは、魁にもすんなり理解ができる。

 しかしながら、自分が利用しているPAを、(あたか)も実在する大親友のごとき口ぶり

かばい立てる蜷源るりに、魁の当惑は瞭然たるしかな顔として定着‥‥。


 そして、あきらめの溜息とともに(ほころ)び、ほぐれてはいく。


「‥‥わかりましたよ。話はとり敢えず聞きますけど、蜷源さんの悪く言うとの面

が出てますってそれ、ガサツではなく、主観が強いんでしょうね」


「‥‥どう言う意味それ? 悪く言われてるのは同じでしょうけどぉ」


「他人や周囲のことを考える前に、自分の欲求を満たすことを優先しがちな、思い

込みが強い性分じゃないか? ってことです」


「‥‥あっそ。フ~ン‥‥」


 蜷源家の次代当主と言えど、やはりJKならではの読み難い御愛嬌(ごあいきょう)スマイルを浮

かべる蜷川るりに、魁は目を逸らす以外にないのが口惜しい限り。


「‥‥て言うかこのガッコ、教室での飲食は禁止なんで」


「エ~ッ、そうなの?」


「コーヒーも生チョコプリンもニオイでスグにバレちまう。朝イチで担任に注意さ

れたり、その前に、クラスの連中にヒソつかれるなんて御免(ごめん)なんですよね」

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