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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
護国の鬼も一刀壟断
105/110

005-11

 次の瞬間、イプラはショートジョンのウェットスーツ姿へと変わっていた。


 それも、白くキラつくラインの入ったデザインに見せて、しっかりと衝撃応答型

プロテクト素材が施されていて、見た目にはもう海女ではなく、凛然としたダイヴ

ァー。


「ぅわ。何これ? 何でよ?」


「それは、イプラにお近づくための心付けよぉ。ワタシが育った国では、海の中で

泳ぐだけじゃなく、あれこれ活動する時に着るモノなの」


「あんたは魔術、いえ無詠唱魔法でもこんなのは知らないから、製出術と同時に妖

術も使えるアル・キミア一派のWizってことなの?」


 この世界のアル・キミアーが、dooが知るアラビア語由来の錬金術と同じかど

うかまでは定かではないけれども、dooはニッコリ頷きながらの受け答え。


「そんなトコかしら~。そのとんでもない胸に巻いていた布だと、解けてボロリン

しちゃうのが気になって、腕を思いきり動かせないでしょ」


「‥‥うん、まぁそうだったんだけど‥‥」


「それでモォ、グズつく男子たちに指図しようとしなくても、自分でバリバリ存分

に働けちゃうぅ」


「‥‥くれるの? こんないいカンジのをマジガチにっ?」


 イプラは両腕を前に後ろにと大きく振り回し、体もヒネってスーツのフィット感

をチェックしだす――。


「どうかしらぁ? 調整はどうにでもできるから言ってね~」


「うんうん、これならバシャバシャ思いっきり働けそう」


「これを機会に、ワタシたちと仲好くしてくれたら、イプラに新しい物をチョクチ

ョク贈り続けてあげるぅ。だから、物惜しみしないでバシャンバシャンやっちゃっ

て~」


「えぇっ、もらえないよそんな‥‥第一、初めて会ったWizとなんて、仲好くな

れるか自信ないよ私‥‥」


「別にそんな、ワタシたちを、見慣れないから悪くて嫌な奴らだと、決めつけない

でくれるだけでいいの」


「‥‥うん、そんなことは全然かまわないし、思ってもいないけどさ、そんなこと

くらいじゃ、私ばっかり得するみたいで嫌だよ正直」


「なら、リヴィダスの代官について、イプラが知っていることを教えてくれたら嬉

しいわ~」


「代官? ‥‥リヴィダスの?」


「そう。これから会いに行かなくちゃならないから、機嫌を損ねない方がいいでし

ょ?」


「その程度でいいなら、いいけど‥‥でも教えるのは漁のあとになるよ、今は急が

ないといけなくて。待ってくれたら、サカナを届けるついでに案内してあげるよ」


「ウンウン、いいのそれで。じゃぁ男子たちには、こんな贈り物を~」

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