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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
護国の鬼も一刀壟断
103/110

005-09

       イプラ:イメージイラスト

      挿絵(By みてみん)

 


 そんな、灼然たる異俗さを見取らせるエナジェティックな女子の存在感は、魁の

警戒レヴェルを急狂騰させていた。

 

 dooと一緒だからと、のさのさ走り寄ってしまったが最後、オルカ女子からど

んな手厳しいリアクションをとられるか、知れたものではない。

 そうなれば当然、オルカ女子を、仕事仲間以上にもてはやしているに決まってい

る男たちからも、反感を激成しかねないというのが、男女が共生する世界ならば、

共通かつ絶対の理。

 

 経験則から、触らぬ女子に祟りなし(・・・・・・・・・)が骨の髄まで沁み渡りきっている魁だけに、

dooが接触した反応や、その後の会話の弾み具合を、充分な距離を置き充分窺い

終えてから、近づくのがベストと判断。

 足を大げさに投げ出して、魁はどっかと腰を下ろした。


 さらに、自分が無害な端物(はもの)であることを印象づけるため、魁は早速、バッシュの

片方を足から抜きとる。

 それを引っ繰り返して振り続け、小石がなかなか出てくれないフリをしながら、

dooがオルカ女子相手にどうきり出すのかに、しっかりと耳目(じもく)(しょく)す──。


「忙しいところへゴメンなさぁい。ワタシdooって言うの、大陸同士がくっ付い

たから来れちゃったんだけど~。チョット尋ねたいことがあって、かまわない?」


 dooは、怪訝の目を(みは)る男たちが立ち並む間を、愛嬌をふりまきながらヒョヒ

ョイとすりぬけ、オルカ女子にそう問い寄った。


 オルカ女子にしても、胡散クサそうな二人のより怪態な方が、真っ先に声をかけ

てきた意表に、当惑気味の面持ちにならざるを得ない。


「‥‥かまわないけど、くっ付いたからって、勝手にこっちへ来たら捕まるよ。た

ぶん酷い目に遭わされるし。警備をどうするかが決まる前に戻った方がいいよ」


「そうなんだぁ? で、あなたのお名前は~?」


「私はイプラ。悪いことは言わないから、早いトコ引き返しなよ――」


 イプラは、あらためて捷速に視線を上下させて、dooの全身を見返す。


「アハッ、これ~? 最新式の鎧甲(がいこう)になるのかもぉ」


「‥‥あんた、変わった格好してるから、確実に目立って、ホブゴブたちに見つか

るよ。ヤバいって」


「これは、動き易さを追求した服に鎧を付け足したようなモノで、ワタシたちの国

ではフツウなの~」


「‥‥それで? ‥‥フツウなんだ?」


「あそこで、人見知りをごまかしている具足師がデザイン、と言うか図案にしたの

を基に、ワタシが拵えたのよ~。ワタシたち、リヴィダスにそういう仕事をしに来

たわけ」

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