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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
護国の鬼も一刀壟断
102/112

005-08

 ()()れと話を逸らし戻した魁への懸念ばかりか、逡巡すらもなく、dooは走

りだすというリアクションに出た──。


 それに遅れをとらないよう、あたふたと追い駆けるしかない魁だが、近づくにつ

れ、人鯨族は、皮膚の色に近い灰色の(ふんどし)を締めていたことがわかる。


 彼らも、人亀族と同じく、丸めた網も脇に抱えていることから、この一団は漁師

で、これから渋渋漁へ出て行くところであり、渋渋となっている理由にも、当然魁

には見当がつく。


「アッ、向こうもワタシたちに気づいたわ。町の様子を聞いてみちゃうぅ?」


「なぁdoo、海がもう元に戻ったことを伝えれば、あの人たちとはまともに話が

できるのかな?」


 人族の一人種となるだけあって、人鯨族も人亀族も二足歩行する人には違いない

ものの、ツヤツヤのイルカらしく、またウミガメの甲羅を着込ませた上でカメらし

く、巧みにボディーペインティングを施したようにしか見て取れない風体。


 それらは、魁にしてみれば、ホブゴブリンやオーガに似寄っていて、額からツノ

が出ていようとも、鬼人の方が同族に思えてきてならない。


「少なくとも、命を狙う攻撃はされないでしょ。内地へ送るためのサカナを獲る漁

師さんたちなんだし」


「鬼って、自分たちじゃ獲らないのにサカナを喰うのかよ? まぁ獲るのがヘタそ

うって言うか、泳げなさそうだけどさ‥‥」


「アラッ、今出て来たの女子じゃない? 味方してもらえちゃうかも~」


 しぶらこぶら先に桟橋へと出た男たちに、何やら威勢よく発破をかけだしている

のは、間違いなく、魁にも歳の近さを感じさせる女子だった。


 ツルテカとした勝気そうな色白の美貌に、腰までの長いツヤツヤ黒髪は、イルカ

と言うよりもシャチ。

 なので、魁はオルカ女子と認識するも、途端に足は止まってしまう──。


「どしたのっ、またしてもビビりが入っちゃったわけ~?」


 走りを緩めてふり返るdooに、魁はできる限り自然を装っての抗弁に出る。


「まぁなっ。入ったのは、小石がバッシュにだ。出さないと足の裏が痛いんでオレ

にかわまず行ってくれ、掩護(えんご)は絶対にするから心配すんな」


 dooは軽く肩を竦めて応じると、快捷に向きなおり走る調子も一気に戻した。


 ──とりあえず、魁は、その場にしゃがみ込むという対応を反射的にとる。


 オルカ女子は、ダイナマイトでは片づけられない、CLー20ボディーとでも称

すべき凄まじきグラマスぶり。

 にもかかわらず、男たちと同じく褌を締め、胸には、はち切れんばかりにサラシ

を巻いたあられもない姿ながら、率先して仕事に臨む気満満といった佇まい。

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