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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
護国の鬼も一刀壟断
101/111

005-07

「‥‥あれも、鬼族なのか?」


「鬼じゃなく、人鯨族と人亀族ね。こっちではワタシたちと同族よ」


「カメ人間? 鎧った上に大鍋を背負ってるんじゃなく、甲羅なのかあれ‥‥」


「そう見えなくもないけど~、カメはカメでもウミガメだわね」


「でも、クジラ人間はわかるけど、カメは爬虫類じゃないか」


「異世界でしょここは~。魁が知っている生物分類学上では鋼が異なっても、同じ

脊椎動物だし、人鯨族よりも親切で大らかな人種だわ」


「‥‥そ? ま、異世界だもんな‥‥」


「あのサイズだと、あそこにいる人鯨族たちも荒っぽくはないわね。ハンドウイル

カってカンジ~」


「ハンドウ? バンドウだろ、最もポピュラーっぽいイルカなら」


「標準和名はハンドウイルカなの。バンドウイルカは、ニ〇世紀に哺乳類学者が提

唱しだして、水族館などから広まったんだから」


「そうなんだ? へぇ~‥‥」


「ま、クジラと呼ぶには中途半端なサイズという半道(はんどう)説、関東の海にいるからとか

坂東(はんどう)説、命名時の資料が残ってるわけじゃないから、どっちもアリだけどぉ」


 魁にも、イルカとクジラは生物学的分類は同じで、区別はサイズ感に基づく慣用

的な呼び分けでしかない。日本では、成体の体長が四メートルを境にしていること

は知っていた。

 が、ただの機嫌顔で言うdooなので、自分のそうした記憶が不思議になってく

る魁は、これ以上は掘り下げないよう物問い続ける。


「とにかくは、イルカってことな‥‥ウェットスーツがあるのかと思ったけど、あ

れが素肌ってことなんだな‥‥」


「素肌と言うよりスッポンポンねぇ。イルカもウミガメも、おチンチンを体内や尻

尾に引っ込められて便利なの~」


「ったく。レリゴー女子にもほどがあるっての、知ってても口に出すなよそういう

尾籠(びろう)なことはっ」


「キャハッ、尾籠ねぇ‥‥女子なのはワタシのありのままだもん。それにほど(・・)なん

てあるわけ~?」


「そう言うことじゃないし、大いにあるってのっ」


「エ~? あるって何がよ」


「あぁ。この際なんで喝破(かっぱ)しとくけど、レリゴーってのは、ありのままで全然いい

のに悪遠慮して、控えめすぎる奥ゆかしい人のみが許される特権なんだっ」


「アラ~ン、言ってくれちゃうじゃないのぉ」


「だから慎めよdooは」


「充分控えめで奥ゆかしくしているんだけどワタシ。慎みすぎて、魁に叱りつけて

おかなくちゃいけない文句を、一割も吐き出せていないし~」


「さ~て、一体何の話だったけかぁ‥‥オォあの人たちだった、どして裸なんかで

出て来たんだろな? 町の中がそこまでの騒動になってるカンジはしないのにさ」

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