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vividy b(o/ud)dy doo  作者: ┃<∪┃∩>┃
護国の鬼も一刀壟断
100/109

005-06

「フーン。まぁらしいよな‥‥」


「だから、分限を超えた珍事中夭(ちんじちゅうよう)には、オタついちゃうのかも~」


「でもそこに託けて、オレたちが戻したんだから丁寧に相手しろって言うつけ込み

作戦は、もう使おうとしないでくれよな」


「どしてぇ? 勿体ないじゃない」


「オレたちの若さじゃ、その手の(かた)りは、この世界でも通用しないんだ。別のふけ

らかしか、手練手管(てれんてくだ)を使わないと」


「まぁ任せておいてよ。お代官様たちがオタついちゃう理由の大半は、ロンイェー

ルビ間を運航する船が、どうなったかわからないからでしょうし」


「そう、なのか?」


 自分のオタつきを表面化させないことで一杯一杯。代官たちの現況がなぜわかる

かまでは、dooに問い質せない魁だった。


「人族との交易のために、各国が、価値ある積み荷を送り出したばかりの大変事と

なれば、オタつき加減もそれは一入(ひとしお)よねぇ」


「そう言や、こっちにも船が見当たらないってことは‥‥海が斬り退けられていた

間、船は一体どうしちゃってたんだろ?」


「そんなことは知らないけど、さっき上から海をふり返った時には、ちゃんと小さ

く見えていたから、船は何ともなかったってことでしょ」


「マジガチかよ? 船なんか全然、オレは気づかなかったな‥‥」


「視力自体は魁もいいけど、観察眼や状況認識力という意味なら、ワタシの方がい

いのかも~」


「どうせだっての‥‥船がホントに何ともないなら、いいけどさそれで」


「ウン。それを教えてあげるだけでも、魁が倒し易くなるくらいには、丁寧な相手

をしてくれるんじゃなぁい?」


「ガチで目敏(めざと)い、って言うより、ぬけ目なさすぎだよなぁ‥‥」


「だから、如才ないでいいでしょ、そこは~」


「はいはい。でも荒事は避けられないのかよぉ‥‥なら、まずはオレに任せて、d

ooは絶対に、先に手を出さないでくれよな」


「ハイハイ。あくまでもワタシは、魁を守るために攻められなくしちゃうだけ~。

口は出しても、手なんか出さないもん」


「とか言っても、魔述は出しまくるんだろ? 詠唱もないもんだから、ツッコみよ

うがないときてるんだよな」


「ウフ~。どうしても必要な時には、足で蹴り退かすしぃ──とか戯らけている間

に、誰か出て来たわっ」


 目指している町への入口、両側から続く板塀が途切れただけの門もない広めの合

間から、人影が幾つか、うそうそと現れたことは魁も明視できていた。


 けれども、それらの体形、肌つきや色に、目を凝らせば凝らすほど、魁には異質

さばかりが感じられてきてしまう。

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