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地雷のおかげで生きている男  作者: おむすびさん
エリーゼと【ブライゼン】
53/62

師匠パーティーと古傷

 ~あらすじ~


 しかし、父のパーティーメンバーに父を殺されて、父を殺した相手にいいようにされて、しばらくすると盗賊団に売られました。


 またしばらくすると、盗賊団同士の戦いで売られた盗賊団が負けて、勝った盗賊団に連れていかれました。


 そんな事が何回かあり、いくつかの盗賊団を渡り、アークに捕まって、【アナライ】に連れてこられました。

 その事をジンに教えて、ジンが憤りました。


 その時に、マリンとカンナが来て、いろいろピンチになりましたが、なんとかなって、その時にジンの銀髪が増えている事に、マリンが気付き、ステータスを見ると、INTが30増えてました。


 その後、マリンとカンナにエリーゼを任せて、門番の仕事に戻って、門を開けると、師匠パーティーが門の前に立っていました。


 この、あらすじで分かりますか?分かりずらかったりするのであれば、直しますが、出来れば察してください。


 ちなみに、エリーゼの過去話は作るのが辛いので、載せる予定はありません。


 ※今回も、少し性的な表現がありますが、極力、卑猥な表現を抑えているので、出来れば見てほしいです。

「ジン、なんで門が閉まってるんだ?」

 師匠が、眉間にしわを寄せて、笑顔を作りながら、ゆっくりと聞いた。それに続いて、

「そろそろ私達が帰ってくる頃だと、わかってたよね?まさか、私達を入れない気かい?」

 女将さんも笑顔で聞いてきた。


「も、も申し訳ありません。少しトラブルがありまして、後でお話しますので、どうぞ、お通りください。」

 とりあえず、早く通ってほしかった。アラームが消えてほしかった。


 逆にアラームが一段階、大きくなった。

「おかしいね~っ。どんな時、どんな人でも、オーブ触らないと、通したらいけないはずなんだけどね。私がいない間に変わったのかね。誰が変えたんだろうね。ジン?」


 墓穴掘ったと、うちひしがれていると、

「二人とも、その辺でいいだろ。事情あるみたいだし、聞いてみるのが先だ。迷宮討伐出来なかった事を、こいつに当たるな。いい大人がみっともない。」


 師匠のパーティーメンバーの一人、ドンガ様が弁護してくれた。

 ドンガ様は半巨人(ハーフ·ジャイアント)で、パーティーの役割は、タンク兼斥候だ。既婚者で、公務所で働いている、ドワーフの女性と、専業主婦をしているハーフ·エルフと結婚している。


 ドワーフの女性は、男性みたいに、ずんぐりむっくりしていなく、女の子みたいなので、ドンガ様と奥さん達を見ると、お巡りさんこいつです。と言いたくなる。

 ちなみに、子供が9人もいる。ドワーフの奥さんは7人も産んでいる。それを聞いた時、生命の神秘をかいま見た気がした。


 閑話休題。


 さすがに本格的に乗り出して、一発では討伐出来なかったんだな。と思っていると、


「早く事情話した方が良いよ。討伐出来なかった事、イライラしてる人が、約2名いるから。」


 見ると、師匠と女将さんがドンガ様に、凄くメンチ切っていた。


 警告してくれた人が、最後の一人で、アリア様。

 アリア様は、猫人族でクルカさんのお姉さんだ。アリア様のパーティーの役割は、少し俺に似ている。というか、俺の上位互換だ。


 避けタンクと斥候の役割は、負けてないが、サイドアタッカーと治癒は完敗だ。魔術や、剣で幅広い攻撃が出来るし、治癒魔術も、俺より凄いし、戦闘経験も豊富なので戦闘勘が師匠並みだ。

 アリアさんも【斬兎刀】使おうと思えば使えるが、使わないらしい。

 ちなみに独身だ。猫だけあってか、あまり続かないらしい。


 師匠のパーティーの凄いところは、役割が被っているので、なにかあったときに、リカバリーが効きやすい。

 俺のパーティーと大違いだ。だが、俺はそれが良いと、思っているので問題はない。マリンとカンナには、一芸を極めてもらいたい。


 アリア様に、言われた後にすぐにエリーゼの事と、アークが邪神教徒だった事抜きで事情を話した。


 師匠と女将さんは、心から信頼してるので、エリーゼの事を話してもいいが、他の二人は、そこまで付き合いがないので、話さなかった。

 邪神教徒の事は、師匠達にも話せないが…。

 すると、女将さんが、さっきの態度から、180度変わり笑顔になりながら、


「ジン。大手柄だよ。これで、迷宮討伐以上に、次の会議は、楽できるよ。」


 話を聞くと、アークは指名手配されているらしい。貴族も殺していたみたいで、高額な懸賞金もかけてあるらしい。

 それを、【アナライ】の街の門番が、倒したのなら、【アナライ】の街の評価も上がるらしい。


 出来れば、生かしたままが、良かったと言っていたが、女将さんに、家に帰った時に【超幻惑】の話をすると、なにか納得したみたいな顔をして、殺して正解だった。と言っていた。


 事情を説明して、アークに捕まっていた人を、エリーゼ以外、全員女将さんに任せた。

 不本意に捕まった人は、全員、街で誘拐されたので、誘拐された街に対して、おたくの警備状況どうなってるの?と強くでられ、報酬も頂けるらしい。


 犯罪者達は、もう一度女将さんが事情を聞いて、罪に応じて、犯した街への引き渡しか、自分の奴隷にするかを決めていた。

 引き渡す場合も、その街に強くでられるし、自分の奴隷にするって、字面は悪いが、女将さんが責任をもって、面倒を見て、罪と態度に応じて、期間を決めるらしいので、日本の刑務所みたいな事なのかもしれない。

 刑務所に入った事がないから、多分だ。


 会議の結果次第だが、報酬は期待していいと言っていた。

 だが、今までの恩返しが出来た事が一番嬉しかった。二番はアラームが止まった事だ。


 事情を話して、女将さんに丸投げした後、門番の仕事に戻った。

 その後、門番の仕事は何事もなく終わり、家に帰った。

 これで、師匠と女将さんに頼まれた仕事は、終わった。


 家に帰ると、誰もいなかった。朝食でも食べにいったのかな?と思い、お風呂に入った後、家に戻ると三人共帰ってきた。

 なんか、打ち解けてるみたいで、安心した。

「おかえり、朝食でも食べていたの?」


「ごしゅ…こほん。ジン様、違います。エリーゼの古傷を治しに、治癒院に行ってました。おかげで体の傷は、綺麗になりました。」

 実際に見てはないが、多分痛々しい傷があったんだ。まずは、治療させないといけないのに、忘れていた。

 さすがマリンだ。俺が、忘れていた事に気付いてくれて、フォローいれてくれたのか、ありがたいな。


「ありがとう。マリン。すっかり忘れていたよ。ごめん。エリーゼ…それと、良かったね。」

 エリーゼと喋るのが、難しい。ちょっとしたお願いが、命令になってしまうので、よく考えて話さないといけない。と困っていると、


「ジン様、エリーゼと喋る事が難しいなら、こう命令すれば良いんです。『エリーゼの素直な気持ちで、俺の命令に従うか、従わないかを決めて行動してくれ。』と言えば、良いんじゃないでしょうか?」


 なるほど。自由になるように、命令すれば良いのか。でも、

「マリン、普通に『自由にしてくれ』じゃダメなのか?」


「えっと…」

 目が泳いだ。なにか、企んでいるのか?と疑いの目で見ていると、

「それじゃあ、僕達に攻撃するかもしれないし、自殺するかもしれないじゃん。」

 カンナが、そう言った。

 

 前者は、あり得ないと思うが、後者はあり得るな。

 という事で、マリンの言ったとおりに、エリーゼに命令した。


 その後、俺が朝食を作っていると、エリーゼが手伝ってくれた。カンナが手伝ってくれた事がない。

 まぁ、カンナは、マリンに気を使って、手伝わないだけだ。面倒臭いから。だけでは、ないはずだ。

 俺がマリンに料理を教えられれば、良いんだけど、人に教えられるほど、料理はできないからな。

 料理を作って、皆で食べた。エリーゼは恐縮していたが、マリンがなにやら話して、一緒に食べた。


 やはり、女将さんより美味しくない。地球と若干、違うんだよな。いつも、マリンは美味しいと言ってくれる。カンナも普通に食べているから、その辺のやつよりは、マシなんだろう。


 すると、エリーゼが、泣きながら、美味しい、美味しいと言っていた。

 胸が痛くなったが、


「これで泣くほど、美味しいなら、女将さんの作る料理は大変だ。それくらい、美味しいから、楽しみしておいて。」


 馬鹿みたいな事を言うと、カンナが突っ込んでくれて、エリーゼが笑顔になった。皆、笑顔になった。


 きっと、泣いた理由は料理じゃないんだろうけど、それを言ってもしょうがないので、言わなかったし、聞かなかった。


 朝食を食べて、俺は寝る事にした。いつもは、迷宮行った後に寝るのだが、いろいろ疲れ…疲れてないが、MPを消費したので、寝る事にした。

 あれだけハードだったのに、疲れてないなんて、俺は人なのかなと、思いながら寝た。


 寝て、起きると、三人が裸でベッドにいて、三人でなにかやっていたので驚いた。

 驚いたが、またこのパターンか…。と思いながら、


「ちょっ…ちょっと、待って。」と言うと、マリンとカンナは、やめないと言った後、エリーゼも吃りながら、やめないと言った。


 マリンとカンナが、企んでいた事はこういう事か…。エリーゼは本心ということを、分からせる為に、ああいう命令になったんだなと思った。


「エリーゼは、良いの?」

 もう一度、確認した。


 エリーゼが泣き出して、吃りながら、

「も、も申し訳ござ、ございません。き、き汚いから、体…うー…」


 なんか、訳分からない事、言ったので、キスをした。深い方をした。その後、離して、


「エリーゼは汚くない。エリーゼは綺麗だよ。汚いのは、エリーゼにそんな事した奴らだ。そいつらは、精神も魂もヘドロのように汚くなっている。だけどエリーゼは違う。もう一度言うよ。エリーゼは凄く綺麗だ。だから、もう二度とそんな事を言わないでくれ、考えてもダメだ。」


 ヤバイ。熱くなりすぎた。こういう時は優しく言わないといけないのに…。と反省した。


「はい。主様。」

 初めて、エリーゼが吃りがなく喋ったのを聞いた。


 その後、いろいろ四人で話した。やはり、体の古傷は治っても、心までは難しいようだ。それを俺は、よく分かっていたので、ゆっくり関係を深められばと、考えていた。


 だが、カンナの「心の傷を癒すのは恋だよ。」と、どこかで聞いた事のある言葉だったが、真理(しんり)のような気がした。


 その後、四人で愛しあった。


 エリーゼは、部位は小ぶりだが、凄く綺麗だ。マリンとカンナにはない、魅力があった。

 それに、強敵だった。エリーゼが、強敵という訳ではない。エリーゼが入った事で、連携が凄かった。


 なんか負けた気になった。


 そして、現実か夢か分からない光景を見た。なにやら、マリンとカンナ、エリーゼがハイタッチして、仲良さそうに笑っていた。


 どちらか分からなかったが、あんなに仲良さそうなら、現実だと良いなと思いながら、その光景は、消えていった。

 お読み頂きありがとうございます。

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