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目覚め

 俺の最後の夢?の記憶は、バイゼルの首と、ぐちゃぐちゃになった、慎二の姿がいて、俺を見ていた。


 それに、ビックリして目が覚めたら夜中だった。ビックリした為か、どんな夢を見てたのかを忘れた。


 そして、今の状況にも、ビックリした。

 俺が裸になっていて、マリンとカンナも裸になって、俺を抱きしめていた。


 この状況なに?意識ないときでも…と訳が分からなかった。

 とりあえず、マリンとカンナから脱出した。

 すると、マリンが起きた。


「ご、ご主人様…ご主人さまーっ!!」

 泣いて、抱きしめられた。うるさかったのか、カンナも目を覚まし、目に涙を浮かべ、珍しく自分から、抱きしめられに来た。


 裸で抱きしめられれば、違うところも元気になり…終わった後、今の状況を教えてもらった。


 1ヶ月半も眠っていたことは、ビックリした。俺の感覚では、昨日決闘が終わった感じだった。


 その間に、マリンとカンナは、強くなっていた。

 マリンは、ジョブレベルと実数値が伸び、なんと【直感】を覚えて、【真感覚】になっていた。どうやって【直感】をとれたのかは、教えてくれなかった。


 だが、そんな事どうでもよくなるくらいに、嬉しそうに、報告していた。

 やっぱり、気にしてたのか…と思ったが、顔にださず、めちゃくちゃ祝福した。


 カンナも、ジョブレベルと実数値が伸びて、いろんな魔術を覚えていた。


 こちらは、面倒臭そうに報告していたが、おめでとう。と言うと隠してるつもりだろうが、嬉しそうだった。


 俺達が裸でいた理由もわかった。

 俺が、意識がない間、栄養を魔力にのせて渡す為だった。

 皮膚接触で、栄養を魔力にのせる事が出来る為、別に、手を繋ぐだけでもいいのだが、接触するところは、広い面積のほうが、効果が高いからで、朝と夜にどちらかが、供給してくれていたらしい。


 閑話休題。


 バイゼルを殺した事に対してだが、スキルのおかげか、初めての事でショックだったが、思ったより、人を殺した事への、嫌悪感は少なかったと思う。


 確かに、気持ち悪くなったりはしたが、決闘だった。しかも、デスマッチだった。だから、仕方なかったと、思えた。

 スキルのおかげか、この世界に来て、精神面がおかしくなったのかは、分からなかったが自分で納得はできた。


 納得できた事に少し怖くなったが、時と共に忘れていった。


 俺が殺してしまった事に対して、マリンとカンナは、気を使ってくれた。

 どうやらこの周辺は、モンスターで命は落とす人は多いが、人同士で争って、命を落とす事は少ないようだった。

 西の方では、違うようだが。


 今の状況を一通り聞いて、俺の姿も若干変わっていた。バイゼルと戦っているときは、もっと変わったらしい。

 カンナは、俺の見た目が変わったので、性格も変わってしまったかも、と少し怯えていた気がする。


 カンナの怯えは、話してるうちに、なくなったと思う。


 髪が伸びて前髪の一部が、銀色になっているらしい。自分でも手で確認したり、目線を上げなくても、確かに白髪みたいな髪があった。

 久しぶりの長い髪で、嬉しくなった。マリンとカンナに聞くと、長い方が良いと言われたので、少し整えたくらいで、髪の長さは、長めに念じた。5センチくらいだが…


 【神の毛】なのに、色が変わる事があるのか?とその時は、疑問に思う事はなかった。


 髪が伸びたって事は…と思い、ステータスを確認した。

 

 LV :3(1402-1500)〈3(5/20)〉


 JOB:上忍


 JOB LV:5(23260/50000)


 状態:魔神経損傷 飢餓(17/100)〈良好〉


 属性:火·水·風·光·闇·無〈火·風·闇〉


 MP :812/912-━〈30/30-40〉


 STR:88-88 DFE:68-68


 INT:150-150


 AGL:777-━〈100-200〉


 ST:253/803-━〈80/100-160〉


 新スキル:【下剋神】【不撓不屈】


 INTが増えてる。限界突破組も結構増えてる。

 なんか、【下剋上】と【夙興夜寝】、【七転八起】がなくなって、違うスキルになっている。

 【下剋神】はなんと、神スキルに入ってるし…。


 ステータスを見ていると、あれ、ラティア様からメールが来ている。


『今回の騒動は、私や従神が納めました。そうしないと、邪神や邪神教の教徒達が、あなたを狙って動きだすからです。この事は、(ゴッド)シークレットなので、誰にも言わないでください。あまり問題を起こさないように、お願いします。』


 俺のせいなのか?…

 まぁ、いいや。納めてくれた事には、感謝だな。それにしても、邪神や邪神教とかあるのか…。


 やっぱり、神スキルの事も内緒にしといて良かった。

 そうだ、邪神に関わる者の目印がないか、メールしてみよう。それらに、関わらないようにしたいからな。ついでにINTが増えた事も、メールしてみよう。


 スキルの確認は、後にして、朝食を食べよう。特に腹減った感じはしないけど、ステータスに【飢餓】ついてるし、女将さんも待ってるだろうし。


 部屋を出て、食堂をリフォームして、リビングになった場所へ向かった。


 俺からみれば、昨日、会った感覚なんだけど、女将さんからしてみれば、1ヶ月半ぶりで、俺は人を殺したからな。そう考えると緊張する。


「おはようございます。女将さん、久しぶりです。元気でした?」


 俺の言葉に、ため息を吐いて、

「あんたは、元気だろうね。朝食の準備中に、あんた達の部屋から物音がしたから、もしかして…と思って、向かったら、あんた達の━━(自主規制)だったんだからね。心配して、損した気分になったよ。」


 またか、このセクハラ女将め。マリンとカンナが、顔を真っ赤にしてるじゃないか。

 でも、いつもの女将さんで、安心した。


「その事は謝ります。すみません。それと、今回の事で、いろいろな事をして下さったみたいで、ありがとうございます。」


「まぁ、いいよ。あんたには、これから門番も、やってもらうからね。やっと、本格的な攻略が出来るよ。」

 お礼を受けてもらったので、朝食を食べはじめた。


「こんな状況で、攻略してたんですか?」


「あぁ。私達のパーティーの当番の時に、門番をマリンに、迷宮前をカンナにお願いした。今回の決闘騒ぎで、私達パーティーが、野良迷宮の討伐をするって話が、知れ渡ってね。公務所の連中が、頑張ってください。ってことで、しばらくの間は、街長抜きで頑張ります。って言ってくれたんだ。だけど、ジンがいなかったから、本格的な攻略ができなかったんだ。」


 女将さん抜きでって、ただ単に厄介払いされただけじゃ…


 女将さんが笑いながら、

「本当にあんたは、なに考えてるのか、分かりやすいね…。確かに、そういう面も多少はあるだろうが、嬉しいじゃないか。私達の事を応援してくれるのは。街長としては、ダメかもしれないが、人の好意を素直に受けとる事を忘れたくないよ。私は。」


 そうだな。なんで俺は、他人の好意を斜に構えてしか、受けとれないんだろう。俺が、他人の好意を素直に、受けとる事が出来る日は、来るんだろうか。


「そうですね。俺も応援してます。今日から初めますか?」


「今日は、ガイゼル達が当番だから、明日からでいいよ。ボルドーにも元気な姿を見せてきな。と言っても、しばらくしたら、来るだろうけど。」


「そうなんですね。楽しみです。…それでギルド長達は?」


「安心しな。それに、ジンになにかするって事は、今のところは、ないはずだ。決闘で負けたからね。街の人達には、ガイゼル達も、養殖かもと思われていたり、ガイゼル達とバーンとの関係に亀裂が入って、いろいろ大変そうだからね。」


 バーンって、あの時いなかった人か…。迷惑かけて申し訳ないな。でも、その人のせいでもあるのか。


「正直良かったです。邪魔されたりしなさそうで…。女将さん、ちょっと耳を…」


「なんだい?」

 耳を近づけてくれた。


 こそこそ話で、

「マリンの父親は、どうなったんですか?その話題になると、喋ってくれなかったんですよ。」


「…はーっ…それは…」

 ため息をついて、女将さんが、言いにくそうにしていた。

 普段なら、自分で聞きな。って言うのに、この問題は、女将さんも早くどうにかしたいんだろう。


 マリンの父親の事は、とりあえず頭の隅に置いといて、朝食を食べて、スキルの確認をした。

 先に【不撓不屈】を見よう。なんとなく【下剋神】は、心の準備がいるから後で見よう。


 【不撓不屈】:どんな時でも、自分を曲げなかったもの。

 状態異常に、なりにくく、死なない限り、動く事が出来る。睡眠時間、1時間でMP STが全回復する。 P


 なにそれ、怖い…。しかも、者じゃなくて、ものって…、俺は人だぞ。ものじゃない!者だ!!

 俺は、化け物や怪物じゃないぞ。


 まあ、いいや。良いスキルだからな…。漢字を忘れただけかもしれないし…。無理があるか?

 それと今まで、我慢して激マズ料理を食べてた意味が…。

 

 怖いが【下剋神】も見てみよう。


 【下剋神】:レベル差4の格上を、倒した奇跡の化け物。

 格上のものであればあるほど能力が向上する。格上のものであればあるほど戦闘時、ステータスの実数値が早く上がる。

 格上の者に凄く絡まれやすくなる。

 向上値STR DEF AGI ST 50%×レベル差 P


 化け物って…。もので誤魔化したのは一瞬だったな。

 なんか、どんどん人から外れている気がする。それでいて、攻撃出来るスキルがない…。


 効果もなにそれって感じだ。

 レベルアップはしてるけど、レベル差でステータス変わるなら、戦いにくい気がする。


 化け物扱いされた事を、今は忘れよう。


 気を取り直して、鍛練をした。

 鍛練をすると、久しぶりだった事と、ステータスが上がった事で、体が馴染まなかった。

 普段通りに回避したと思えば、体が流れ過ぎたりして、馴染ませるのに大変だった。

 今でこれなら、【下剋神】の効果が出る時、怖いな…。


 鍛練をして、馴染ませる間に、師匠も来た。

 師匠からも、門番の事を頼まれた。

 そして、普段通りに接してくれた。それが、ありがたかった。


 【不撓不屈】の効果を言うと、良かったな。と言われた。

 激マズ料理の効果ですかね?と聞くと、明らかに話をそらして、鍛練が始まった。


 【下剋神】の効果を知りたかったので、少し、本気を出してもらった。

 やはり、【下剋神】はヤバイ。師匠となら、ステータスが3倍になるが、そんなの急に馴染む訳がない。正直、改悪だった。


 俺が、うちひしがれていると、マリンの父親が来た。


 マリンの機嫌が悪くなった。自分の父親を、虫でも見るような視線だった。

 俺は、そんなマリンを初めて見た気がする。


 正直怖かった…。

 おかしいな…。スキルの効果が出ないぞ。パッシブなのに…。と疑問に思いながら、鍛練をしていた。 

 読んで頂きありがとうございます。


 ※前の話を、加筆したりしました。書いてない事が、沢山ありました。申し訳ございません。

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