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師匠の頼み

 今日、迷宮にリベンジする。


 いろいろ確認しながら、迷宮に向かった。

 カンナも最近、会話に混じるようになった。カンナが言うには、こっちの方が、あとあと、面倒くさくないって、お母さんが言ってたから、らしい。


 以前と同じで、十三階層から、攻略を始めた。


 カンナが、魔術名を言っている時には、魔術の斜線にいないので、カンナの魔術に当たる事は、一度もなかった。

 わざと、ギリギリまで避けずに、避けた時には、モンスターの目の前に、魔術があって、モンスターが避けられないで、当てる事もできた。


 この前とは、全然違った。とても攻略しやすかった。


 攻略するペースも、モンスターとの戦闘時間も早かった。

 経験値は、マリンと最初に攻略をしてたみたいに、分けた。マリンがカンナに、なっただけだ。


 今日は、十七階層まで攻略して、十七階層の転移装置で帰った。

 十八階層には、挑戦しなかった。今なら、レベル5のハッピーモンスターなら、倒せると思うが、ハッピーモンスターが、都合良くいる訳がないし、上げたいステータスの項目は、カンストしてから、上げた方が良いと師匠が言っていた。


 師匠の言う事は、なんの根拠もないが、師匠が言うのなら、なにかあるのだろうと思い、師匠の言う通りしてみようと考えて、マリンのレベルアップは、待ってもらった。


 今回の攻略で、パーティーの問題がなくなったので、俺の戦い方に、【神速】を混ぜた戦い方を、増やそうと考えた。


 【神速】は、まだ制御しきれてないが、一瞬だけ使って、疑似テレポートや瞬間移動みたいに、使えないかと思った。


 これが、出来れば、師匠にも、一本とれるかもしれない。と密かに思っていた。


 【ヤスラギ亭】に帰り、夕食を食べて、3人でお風呂に入って、愛し合い。最高の気分で、ベッドでも愛し合った。 

 リフォームはまだだが、ベッドは、今日職人さんに【ヤスラギ亭】の部屋で作ってもらっていた。


 カンナは、途中で、「ご主人様、僕もう無理です…」と、寝てしまった。

 まだ、カンナには、五回戦しかしてなかったので、遠慮したのかと思い、起こそうとしたが、マリンに止められたので、迷宮攻略で、疲れたのかと考えて、そのまま、寝かせた。


 その後も、マリンと愛し合ったが、途中でマリンも疲れていたのか、寝てしまった。気持ち良くなってくれたかな?と考えながら、幸せな気分で眠った。

 そんな充実した日々を過ごしていた。

 

 最近の俺は、目が覚めて、庭で【神速】の練習をしていた。


 壁に何度もぶつかり、怪我をしながら、【神速】の制御をできるように、練習していた。


 これができるようになれば、戦術の幅も広がるし、俺個人の戦闘力も上がるので、必ずできるようになりたい。


 この練習の良いところは、副次的に、MP AGI STが伸びる所だ。MPは、失敗すると、大怪我をするので、【神回復】を使うので、伸びていった。


 マリンとカンナが起きたら、迷宮攻略をする。そんな毎日を送っていた。

 この間に、家のリフォームも終わっていた。


 そんな日々を暮らしていると、師匠と女将さん2人がいて、珍しいなと思っていると、

「ジン、お前達に頼みたい事がある。」

 と師匠が言ってきたので、何か聞いてみた。


 聞いてみると、すぐではないが、門番や迷宮前の仕事を、しばらくの間、代わってくれとの事だった。


 【アナライ】には、師匠達のパーティーの他に、あと1つパーティーの、8人の貴族がいる。


 街長である女将さんは、公務所(都庁や県庁みたいな所)の管理を、もう1つのパーティーリーダーが、冒険者ギルドのギルド長、そのパーティーの1人が、自警団のリーダー、その他の5人の貴族が、門番と迷宮前の仕事を当番制で回している。


 もう1つのパーティーも養殖ではなく、自力で貴族になっている。

 仲は良くも悪くもないそうだが、師匠とギルド長は、ライバルみたいな関係らしい。


 頼んだ訳は、師匠と女将さんが、俺達に感化されて、冒険したくなったようで、【アナライ】の近くにある野良迷宮を、討伐したいらしい。それが出来たら偉業だが、なんか普通に、出来そうな気がする。


 それで、挑戦するために、俺達に門番等の仕事を、代わってもらわなければ、挑戦も出来ないので、お願いしたいということだった。


 女将さんの仕事は、【変装】できるカンナ、迷宮前の仕事をマリン、門番を俺に頼みたいという事だった。


 カンナの仕事が、一番重いように見えるが、一番簡単らしい。

 昼に公務所に【変装】を使って入り、【名前鑑定】と【ジョブ鑑定】をするだけだ。決済などの責任のある仕事は、女将さんが帰ったらするそうだ。


 女将さんが街長になってすぐに、公務所で不正をする人を、罪に応じて、奴隷にしたり、追放や多額の罰金刑にしたので、今の公務所で、不正する人はいない。

 以前、俺の神スキルを、下位互換で話した後に、女将さんに頼まれて、公務所に行った事があったが、真っ白だった。


 閑話休題。


 仮に、不正した人がいたとしても、顔と名前を覚えるだけで、良いらしい。


 迷宮前の仕事は、半日たったら、交代できるので、マリンに任せるという事だった。

 相手は冒険者なので、トラブルによくなるらしい。


 俺は、1日くらい寝なくても大丈夫なので、門番だそうだ。


 この仕事をするか、マリンとカンナに相談すると、2人とも乗り気だったので、代わる事にした。


 相談した夜に、マリンとカンナが何か話していた。


「…嬉しいけど、たまには、休みたいよね?」

 最初の方が聞こえかったが、休みたいって事は迷宮の話かな。そういえば、最近、休んでなかった…。


「そうですね。でもマリンさんは、体力あるから、ついていけてるけど、僕は毎回ヘトヘトです。」

 魔術をうまく利用していると思っていたけど、キツかったのか…。いつも、余裕そうだったけど、無理してたんだな…。


 気づかなかった事を、パーティーリーダーとして、反省した。


 仕事を代わる話で、俺にも良かった事がある。

 それは、マリンを解放できる事だ。


 師匠や女将さんが、すぐではないと言ったのは、さすがに奴隷に、貴族の仕事をさせる訳にはいかないので、解放しないと代わる事が出来ない。


 それで、マリンも解放する事に了承した。


 カンナも解放する予定だが、マリンをレベル5にしたら、責任を果たしたと見なして、解放して欲しいと、師匠と本当(狐人)の姿の女将さんが言った。


 女将さんが、言いたかった言葉をやっと言えた。そんな気持ちを考えると、涙が出そうになったが、我慢した。

 師匠と女将さんも、我慢していたと思う。


 閑話休題。


 マリンとカンナを信頼、信用しているし、愛してるので、パーティーを抜ける事は、心配してない。


 億が一抜けたら、泣いてしまうだろうが、2人の人生なので、甘んじて、受け入れるつもりだ。

 そうなったら、【アナライ】を出るだろう。


 カンナを解放しないといけないので、この仕事は、マリンがレベル5になったら、お願いするという事だった。


 頼まれて、しばらく経って、マリンが、STR DEF AGI STが、カンストしたので、レベル5のモンスターに挑戦する。


 内容によっては、カンナもMP INTがカンストしたし、経験値も溜まっているので、挑戦するつもりだ。


 俺もSTR DEFはカンストしているが、経験値がやっと9/10溜まったところだった。

 【神速】の制御がまだ、できずにいたが、【AGI 限界突破】のスキルを得た。


 少し焦る。マリンとカンナに、離されているような気がして…。もちろん顔には出さないが…。


 カンストさせる間、2人に気を使って、疲れてないか、休みにしようかと聞いたが、大丈夫との事だったので、あの夜の事は、夢だったのかと考えるようになった。


 今から、迷宮に入る。

 十七階層から、攻略する。今回で決めたいが、無理はしないつもりだ。


 

 ※ジンの性知識は、かなり偏っています。思春期に、人と関わる事を辞めたので、ラノベなどの小説での絶倫系主人公が、基準になっていて、女性を何度も絶頂させないといけない、そうすれば、マリン達も嬉しいはずと、良かれと思ってしています。


 お読み頂きありがとうございます。

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