【生死不定】
※前話を最後まで見てない方の為のあらすじ
カンナとも結ばれた。
カンナは処女だった。
ジンは、マリンだけじゃ、満足できなくなった事を、最低な男と思ったが、男はこういう生き物だと、開き直った。
自分が、王様のような気分を味わえて、最高だった。
そんな幸せな気分で、目を覚ますと、驚いた。
ベッドを譲って、床で寝たはずなのに、ベッドで目が覚めた。
床を見ると、マリンが床で寝ていたので、またか…と思ったが、とりあえず、ベッドに運んでおいた。
運んだ後、食堂に行くと、女将さんが、朝食の準備をしていたので、手伝っていた。すると、
「カンナは、大丈夫だったかい?」
「はい。とても幸せな気分になりました。」
「そうかい。カンナは初めてだからね。心配してたんだ。」
さすが女将さん…いや母親かな?
「気づいていたんですね。」
「別にカンナは、嘘を言った訳じゃないだろう。あんた達が、勝手に勘違いをしただけさ。多分、マリンも気づいてたよ。」
そうか…。師匠、俺達、うまく転がされましたね。
「そうですね。師匠には、この事は秘密でお願いします。」
頼んだ。
「面倒くさくなるのは、目に見えてるからね。私から言うことはないさ。でも、ボルドーは、気づいているかもしれないよ。」
えっ…それは、マズイ…。
「あの時は、もちろん気づいてなかったと思うけど、よくよく考えるとって話だね。あれでいて、勘は鋭いからね。」
それって、マズくないか。師匠の勘は凄いからな。バレるまで時間の問題だな。っていうか、もうバレてるかもな…。
「あんたは、本当になに考えてるのか、分かりやすいね、安心しな。一応、ボルドーも認めたんだ。それをひっくり返す事はしないさ。」
そうだよな。いくらなんでも大丈夫だよな…
そうだ。ちょっと相談してみよう。
「女将さん、お願いがあるんですけど、ベッドを大きくしたいんです。シングルベッドに3人はキツくて…。」
「いいよ。というか、実際、この宿は、あんたの家みたいなもんだからね。それで、ジンに相談しないと思っていたんだけど、この宿を、あんたの借家として、登録しても、良いかい?たまに、客が来るんだけど、いちいち、夜に━━っていう話をするのが、面倒くさいんだよ。誰かさん達のせいで、酒場としても客が少なくなってきたし。」
「酒場は俺達のせいなんですか?」
「誰が、楽しく飲んでいる時に、━━の声を聞きたいんだい?違う店の宣伝には、なったかもね。」
「それは、申し訳ございません。借家の件はありがたいです。でも、マリンとカンナ、家事できるかが不安ですけど…。俺もある程度できるんですけど、マリンが許してくれそうにないんで…」
「それも安心しな。借家になっても、私が来るから。手伝い賃は、今まで、払ってた分くれれば、借家として借りる分と、私の手伝い賃を賄えるから。」
「それじゃあ、リフォーム…じゃわからないか…全体的に改装しても良いですか?」
「そうだね。3人であの部屋は狭いだろうから、思いきって、やるといいよ。」
「本当にありがとうございます。」
こんな感じで、この【ヤスラギ亭】は、俺達の借家になった。
それから、女将さんから、【狐人族】は、【ハイエルフ】ほどではないが、結構狙われるらしい。
なぜなら、【変装】があるから、主人の好きな形でご奉仕させれるので、女将さんの若い頃は、大変だったらしい。
だから女将さんは、秘密主義になった。と言っていた。
カンナは、【半狐人】だから、女将さんよりは、マシだと思うが、【変装】を持っているのがバレると、大変な目にあうかもしれないと言っていた。
女将さん…そんなフラグ、立てないでと、言いたかった。
マリンとカンナが起こして、2人にキスをした。
カンナは、思い出して、恥ずかしがっていた。
【ヤスラギ亭】が借家になった事と、リフォームする事、ベッドを購入する事を話した。2人は賛成してくれた。
リフォームやベッドの事は、マリンの父親にお願いした。
マリンの父親は、元々は総合的な商店だったが、【アナライ】では、建築業の商店を開いていた。【アナライ】は、マリンが聞いていた通り、評判が良い。だから、この先、移住者が増えると思い、初めたみたいだった。
マリンの父親が思う通り、移住したい人は結構いたが、住む所がないので、諦めている人が多かった。そこに、マリンの父親の商店ができたので、依頼が普通に切れる事なく、繁盛しているらしい。
それを、昨日の師匠との酒の席で、早くしろって言われても無理だ。と愚痴っていた。
なので、急がなくてもいいのでって、事でお願いした。
良いよ。とは言ってくれたが、本当に忙しいみたいで、時間をくれと言っていた。費用は、最初にもらった分で良いって事で、タダにしてくれた。
絶対に赤字だと思うが、俺が最初に、お金を渡してくれなかったら、ここまで繁盛してないって事らしい。俺には、良く分からなかった。
しばらくの間は、リフォーム代を稼がないと、と思っていた。ありがたかったので、お言葉に甘えた。また、なにかあったら、その時に返そうと思った。
それから、3人で、デートをした。
カンナにも【身代わりリング】と【避妊ピアス】をプレゼントした。
マリンには、服をプレゼントした。
それと、マリンが俺に、【身代わりリング】をプレゼントしてくれた。アクセサリー屋に2つあったので、1つを渡された。
マリンは、俺に渡したかったみたいだ。
俺には、あまり必要ないと思ったが、その気持ちが嬉しかったので、受け取った。
デートから、帰った後、カンナに魔術を使ってもらい【魔力感知】を使えるように、なるように頑張ったが、今日も覚えなかった。やっぱり、1000回喰らわないといけないのか…。
怪我して、【神回復】を使うので、寿命が削れる。今日も7年削れた。
MPとSTがなくなると、寝て回復していたが
【神回復】は、状態異常の%分、MP STを両方使うので、少し計算を間違って、寿命が減っていた。
このままじゃ、また寿命がなくなるので、ダメ元でラティア様に、覚えられるか、メールしてみた。
すると、すぐにメールが返ってきた。
リスクは高いが、覚えられます。って事だったので、希望を持って、魔術を喰らっていた。
そんな日々を暮らす事、半月で、【七転八起】、【MP 限界突破】、【ST 限界突破】というスキルを覚えた。
【七転八起】:短時間に、何度も状態異常になり続けても、立ち上がった者。
精神系の状態異常に、なりづらくなる。状態異常78%まで動けるようになる。P
78%って、相当な怪我だぞ…。俺はゾンビか…。
【限界突破】は、上限値がなくなるスキルだった。
これらのスキルのおかげで、【神回復】をするまで、魔術を喰らえる回数が増え、1ヶ月で覚える事ができた。
ちょうど、貯金がなくなりそうだったので、良かった。
それでも、寿命が、500年削れた。正確には、507年だ。
最初の方は、寿命が減らないようにしていたので、ローペースで削れたいたが、最後の方で、貯金がなくなりそうだったので、ハイペースになり、ここまで削れた。
最近の俺は、長生きする事に恐怖を覚えた。
そんなに、長く生きても、マリンやカンナがいない世界で、生きてもしょうがないし、自分の子孫達より長く生きても、俺の精神がもたない、と思うようになっていた。
すると、【生死不定】というスキルを覚えた。
【生死不定】:人生の悟りの一部を、開いた者。
精神系の状態異常を一部以外無効にする。性力増大。P
俺をそんなに長生きさせたいか!と誰かに突っ込みたかった。
この事を、マリンとカンナに伝えると、前の3つのスキルを報告した時は、凄いです。さすがです。って喜んでくれたのに、微妙な顔で、苦笑いしながら、良かったですね。と言っていた。
長生きの件を、考えなければ、個人的には、【七転八起】より、良いスキルと、思っていたのに…なぜだ?
閑話休題。
この1ヶ月で、各々の能力も上がった。
カンナは、魔術を使い続けたので、MP INTが上がり、【魔導師】にもなった。 スキルも【並列思考】や、魔術もいろいろ覚えた。
マリンは、俺が【魔力感知】を使えるようにしている時、師匠と一緒に、鍛練していたため、能力の底上げや、ジョブレベルが上がっていた。
無茶苦茶な師匠のおかげで、【危機察知】を覚えていた。
俺は、MPとSTが、限界突破した。それと、なぜかINTが上がった。
上がったといっても、5だけだが…。
今は、連携の確認や、戦術を確認、【魔術士】系と一緒の戦い方を教えてもらっていた。
明日、迷宮攻略のリベンジをする。
頑張ろうと思い、体力温存のため、今日は、一回戦ずつして、眠りについた。
お読み頂きありがとうございます。




