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地雷のおかげで生きている男  作者: おむすびさん
まだ知らない常識とカンナ
30/62

カンナ

 宿屋に戻ると、マリンは起きていた。


 書屋の事を話したら、マリンに慰められた。すると、どこかが元気になったので…。


 終わった後に今回の旅で、何一つとして、自分の思う通りにならないと愚痴った。


 すると、また慰められて…。


 その際に、この辺は治安が良くて、マリンも行った事ないので、よくは知らないが、西側は治安が悪いっていうのは、常識らしい。

 それと、迷宮であんなに宝箱を見つける方が稀で、凄いと慰めてくれた。


 夜、マリンが寝る前に、迷宮に行く事を伝え、俺は1人迷宮に行っていた。


 もちろん、マリンも行くと言ったが、ダメだと言って、1人迷宮を八階層から攻略していた。


 やっぱり、1人だと戦闘が長引く。


 レベル1なら早いが、レベル2になると、急に戦闘が長くなる。


 あまり時間をかけられないので、十二階層で帰った。やっぱり、【肉体強化】は出なかった。


 迷宮から出ると、日がでていた。


 それで、宿屋に行くと、マリンがいなかった。


 なにか事件に、巻き込まれてないか心配した。

 マリンに限って俺から逃げるなんてあり得ない。…なんか俺が言ったら、逃げそうだな…。


 ネガティブな事考えてると、マリンが帰ってきた。


 無事そうだったので安心した。

「どこか行ってたの?」


「はい。書屋に行って、【肉体強化】を買ってきました。」

 えっ…。嬉しいんだが…。少し複雑だ…。


 わかった。俺はあまり考えない方がいいな。


 俺が考えた通りにならないなら、なってほしく無いことを、考えればと思っても、うまくいかない気がする。


「ありがとう。お代を渡すね。いくらだった?」


「お代は結構です。ご主人様の装備品を、買ってあげれなかったので、受け取ってください。」

 あの事気にしてたのか…。ここは素直に受け取っておこう。


「わかった。本当にありがとう。」


「はい。」


 ここは、気分転換でもしよう。

「最後にデートに行きましょう。お嬢様。」


「お、お嬢様って、私は奴隷です。」


「それは、マリンが、このままが良いって言うからだろう。それに、マリンは本当にお嬢様だろ。」


「お嬢様だったってだけです。それとも、私はもういらないですか?…」


「そんな訳ないだろ!マリンは俺にとって、大事なパートナーだよ。」


 って感じの不毛な争いが続き、【肉体強化】のスキル書を使って、デートに行った。


 楽しいデートの途中に、奴隷商店があった。


 俺は気になったが、さすがにデート中に行くのはなし、って事くらいはわかるので、スルーしようとした。


「ご主人様、奴隷商店がありますよ。寄ってみませんか?」


 マリンはエスパーか?それとも俺が分かりやすいのか?など、どうでもいい事を考えていた。


「ご主人様。どうかしました?」


「ごめん。ちょっと考え事していただけだよ。そうだな、行ってみようか。」

 あまり期待できないな。俺達が今欲しい戦力は、魔術士か治癒士だからな。


 そんな事、考えながら奴隷商店に入った。


「いらっしゃいませ。本日のご用件はなんですか?」

 マリンを見ながら言いやがった!俺がマリンを売るか!!きっとマリンを鑑定したのだろう。


 客にするのは、マナー違反だが、奴隷は良いもんな。だから、解放したいのに…。


 その話はおいといて、奴隷商人に偉そうに怒りながら、

「奴隷を買いに来た。俺達が欲しいのは、魔術士や治癒士だから、あまり期待してないがな。」


「これは、失礼しました。申し訳ありません。【治癒士】はいないですが、【魔士】なら3名ほどおります。レベルは1なので、あまり期待できないですが…」


「わかった。見るだけ見てみよう。」


 それから、客間に通され、待っていた。

「マリンも意見を言ってくれ、マリンと仲良くできないと、意味ないからな。」


「ありがとうございます。」


 ノックがなり、奴隷商人が3人連れてきた。


 奴隷商人がなにか、話していたが、1人ずつ鑑定した俺はまた驚いた。

 1人、やる気がなさそうな俺よりチビで禿げで、太った男を鑑定すると、


 名前:カンナ


 種族:半狐人(ハーフこにん)<人族>


 LV :4(0-60)<1(0/10>


 JOB:魔術士<魔士>


 JOB LV:6(214/1500)<1(0/50)>


 状態:良好<病弱>


 属性:火·風·闇·無<火>


 MP :2100/2100-2500<50/50-120>


 STR:12-28<7-19>


 DFE:10-25<5-14>


 INT:2731-3315<45-59>


 AGL:55-66<12-27>


 ST:117/121-230<30-51>


 固有スキル:【九狐の血】【真感覚】<なし>


 MPがヤバい。こいつ偽装してやがった。しかも弱く。格上見るとMP消費が増えるからな。


 初めて偽装してる人を見た。MP消費が凄かったな。全部はスキル見なかった。


 一番驚いたのは、【神鑑定】した瞬間、狐っぽい耳を頭に乗せた、可愛い女の子になった。その姿でもやる気は微塵も感じないが…。


 それとあの子、どこかで見た事あるんだよな。どこだっけか?


 とりあえず、カンナと話してみるか。奴隷商人に聞いても、偽装後の話するだろうし。

「すみません。カンナと話したいんですけど。」


 奴隷商人が、というか俺以外の全員が、信じられないと思っているが、奴隷商人は是非お願いします。って感じで、カンナはスゲー嫌そうな顔をしていた。


 ちなみに他の人は、目と頭、大丈夫かって感じだった。

 マリンは心配の方で大丈夫ですか?だ。他の2人の奴隷はピアスを見ていた。


「分かりました。終わりましたら、こちらのベルを鳴らして下さい。」

 奴隷商人と2人の奴隷が、部屋から出ていった。


「それで、カンナ。なんで偽装してる?偽装だけでなく、変装もしてるだろう。」

 俺が言ったら、カンナだけじゃなくマリンも驚いていた。


「くそっ!格上で【真鑑定】でも、持ってたのか…。これで、僕の楽園が…。」 

 と言って、変装を解いた。


 すると、マリンがとても驚いていた。口がポカーンとあいていた。可愛い。ってかマリンはなんでも可愛いな。


 今はカンナの事だな。

「いや、迷宮攻略するつもりないだろ。ないなら買わないよ。」


「マジっ!だったらやる気ないから、買わない方が良いよ。」


「…わかった。君の意見を尊重してかわ…「待ってください。」えっ…なに?」

 マリンが俺の言葉を遮るなんて、珍しいな。なんだろう。


「ご主人様、一度2人きりで話させて下さい。」

 なんだろう?知り合いだったのかな?


「知り合いだったの?」


「いいえ。ちょっと確かめたい事があるので…お願いできませんか?」


「いや。別に話してもいいけど、恨みとかじゃないよね?」


「断じて、そういうのじゃないので、安心してください。」


「わかった。それじゃあ部屋から、出た方がいい?」


「いえ、そこまでしなくても良いです。盗み聞きなんて、ご主人様はしませんので。」

 そう言われるとできないな。それを分かって言ってるのかな?


「わかった。それじゃあ、そこに居るから話してくれ。」

 席から立って、窓側にある椅子に座り、


「ありがとうございます。それでは、カンナこちらに来てください。」

 俺と反対方向のドア側に行き、なにか話していた。


 ※一応、2人目のヒロインです。なのかな?私も分かりません。

 ※捕捉で…従神様は優しいです。あの時、鑑定してたら死んでました。


 お読み頂きありがとうございます。

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