五月二十七日
五月二十七日 AM8:15 国友高校 一年四組、教室
「(昨日は楽しかった・・・けれど)」
最後は失敗したな、とここにいないエイレーネの顔を思い出して相馬は申し訳ない表情になる。
帰り道の会話の後、二人の間は重たい沈黙が支配し無言だった。
原因はあの時の会話、あれさえなかったら最高のデートだといえるだろうと相馬は後悔する。
「俺って、本当にダメだなぁ・・・・・」
女の子とのデート中に別の女の子の話をしてしまうのは男としてだけでなく人としてどうかしているだろう。
自分が惨めで最低な人間だと思い知らされる。
「・・・・あれ?」
鞄を自分の机に置いてから何気なく目を向けると既に隣に鞄が置かれていた。ただし、席の持ち主である剣立鳴海の姿はない。
「うぃーっす、ナイトぉ」
「よぉ、鎖音原・・・剣立、みてないか?」
「復学生か? 見てないな」
「そうか」
「何かあったのか?」
相馬の表情で何かあったと思ったのか鎖音原は尋ねる。
「いや、剣立って早く来ているけれど、基本的に座って大人しくしているからさ、珍しく隣にいないのが気になって、トイレかな?」
「そうかもしんねー」
『なぁ、さっきのって権田だよな?』
『うん、あんなに取り巻きつれてどうしたんだろうな』
「っ、なぁ!」
教室を飛び出して鞄を手に驚いた表情をしている男子生徒二人を呼び止める。
「権田の奴らがどこにいったかってわかるか?」
「えっと・・・」
「確か、視聴覚スタジオのあるところだったような・・・・」
「サンキュ!」
前の二人に感謝して、相馬は急いで視聴覚スタジオに向かう。
「待てよ、ナイト!」
慌てて走ってきた鎖音原が追いついて緊迫している表情の相馬に尋ねてくる。
「一体、どうしたんだよ?」
「なんか、嫌な予感がするんだよ」
権田は少し前まで剣立に絡もうとしていたが回りに相馬ナイトや鎖音原流星がいたから手を出せなかった。
傍に居れば大丈夫、いずれ諦めるだろうと踏んでいたのだが、札付きの悪がこの程度で諦めることはなかったようだ。
どうやったのかはわからないが剣立が早めに登校しているのを突き止めて相馬と鎖音原が来る前に手を出して口止めをしておけばと考えたんだろう。
その事を話すと鎖音原は少し考えて、なるほどと同意するが。
「でも、そこまでして剣立に絡む理由ってあるのか?」
「そこは俺もわからない、でも、第六感といえばいいのか? なんか嫌な予感がすっげぇするんだ」
魔術師に狙われているかのような感覚が相馬の中で感じていて全身が逆立つような気分になる。
一階の廊下をぐるぐると回るように走って視聴覚室と書かれているプレートが見えてくると二人はさらに足早に目的地に急ぐ。
視聴覚室とかかれてはいるが規模がスタジオといってもいいくらいの広さと施設を有している事から生徒の間では視聴覚スタジオと呼ばれている。
「・・・・空いてる」
この時間帯にここの部屋が空いている事はありえない。
ドクンドクンと心臓が脈打つのを感じながら相馬は乱暴にドアを開けた。
真っ暗闇の室内に光が入って中の様子が少しだけ目に入り、そこで相馬の目は大きく開かれる。
壁の隅に権田とその取り巻き達が囲むように立っており、その中心でボロボロに破かれている制服を抱きしめてぽろぽろと泣いている剣立の姿があった。
泣いている剣立の姿を見た途端、相馬の思考は真っ白に染まり。
「てめぇらぁあああ!」
大地を揺らすほどの声量で叫んだ相馬はだん!と室内に踏み込んで近くにいた取り巻きたちをタックルで突き飛ばす。
うずくまっている剣立を守るように立つ。
「な、なんだこいつ!?」
突然の乱入者に権田の取り巻き達は悲鳴に近い声をあげて外に出て行こうとする。
だが、それを阻む影があった。
「はーい、ここは通行止めだよ」
「だ、誰だお前!?」
入口のドアにもたれて片足で通行を塞ぐようにして立っている鎖音原流星の姿があった。
にこりと微笑んでいるがその目は一切、笑っていない。
「なにやってんだ!? 見つかったらお終いだ!そいつを潰して逃げるぞ!」
後ろで混乱していて相手が誰だかわかっていない権田は取り巻き達に向かって指示を飛ばす。
自分達も危なくなるという焦燥感にかられて彼らも鎖音原をつぶす為に雪崩のように突っ込む。
そして、全員が声をあげずに地面に崩れ落ちていった。
「ふぃ~、さぁて、権田君。少し前からキミの事は目障りだったんだよなぁ、迷惑かけてないから放置しておいて大丈夫かなぁと考えていたんだけど、俺の考え違いだったみたいだ・・・・はっきりいっておいてやる」
顔は笑っているのに声が低い鎖音原に権田はひ、ひ、と震えた声を漏らして回りを見る。
しかし、彼の仲間は目の前にいる相手によって全て物言わぬ屍になっていて何も出来ない。
「俺の仲間に手ェ出したんだ。拳一発くらいは覚悟できてるよなぁ?」
「あ、ひ、・・・・ひぃぃぃいいいいいいい!」
鎖音原の絶対零度並みの冷たい視線に思考がぐちゃぐちゃになった権田は悲鳴に近い奇声をあげながら窓のほうに向かう。
視聴覚スタジオは一階にある、鎖音原から逃げる為には窓から外に飛び出して逃げればなんとかなると考えたのだろう。
だが、それを遮るものがあった。
震えている剣立を庇うようにして立っている相馬ナイト。
相手が何だろうと構わない、鎖音原から逃げる為には目の前にいるヤツをなんとかしなければならない。
「どけぇえええええええええ!!」
叫びながら拳を無茶苦茶に振り回して追い払おうとする。
しかし、近づいてくる権田に対して相馬は拳をぎりっと強く握り締めて、ゆっくりと口を動かす。
「てめぇだけは・・・殴り飛ばさねぇと気が済まねぇんだよ!」
叫んだと同時に、前に踏み出して床を大きく鳴らして拳を前に伸ばす。
吸い込まれるように拳が権田の顎に食い込む。
顎の骨を砕いてしまったような音が響いて権田が地面に大きな音を立てて後ろ向きに倒れた。
「おー、これは素晴らしい一撃で」
鎖音原が顔を覗き込むと口から泡を出し白目をむいて完全に意識を失っている権田の情けない姿があった。
「・・・・やべっ!剣立をつれて早く逃げろ!」
「わかった、鎖音原!」
震える剣立の手を引いて窓を飛び越えて外に出る。
「教師に捕まるなよ」
「そっちもなー!」
びしっ!とピースをした鎖音原を残して相馬は急いで逃げ出す。
少しして倒れている権田達に落書きをしてから鎖音原も視聴覚室を後にした。
騒動に気づいた教師と風紀委員がかけつけると、額に肉!と書かれていた権田達が倒れていたとかそうでないとか。
「大丈夫か?」
学校を抜け出して相馬は剣立をつれて一旦、自分の家までつれてきた。
ソファーに座って体を抱きしめている剣立は時折、痙攣のような震えを繰り返している。
どうすればいいのか、少し困りながらも相馬は少しの距離をあけて隣に座った。
相馬も黙ったことで部屋の中を沈黙が支配を始める。
どのくらい沈黙が続いただろう、ぽつりと剣立が呟いた。
「ごめん」
「何が?」
「僕のせいで学校・・・・さぼらせちゃって」
「些細な事だって、学校の出席日数より友達を守ることのほうが大事だ」
そういった相馬の言葉にびくん!と剣立は体を大きく震わせる。
「とも・・・・だち?僕は・・相馬君にとって友達・・なの?」
「当たり前だろ? 絡まれた時もいったけれど、俺は剣立の事を友達だと思っている。友達が困っていたら手を伸ばす、伸ばして掴んで助ける!」
後半は自分に言い聞かせるようにして話している相馬に剣立は距離を詰めて尋ねる。
「どうして・・・・どうして、僕を友達だと思ってくれるの? はっきりいって僕は人付き合いが得意というわけじゃない、口下手だし、友達になったからって相馬君にいいことなんて一つもないよ」
「メリットデメリットを求めて俺は友達になんかならない、俺はそいつと一緒にいたい、仲良くしたいから友達になるんだ。利害関係を求めるヤツもいるけれど、俺はそういうのは要らない、求める気はさらさらない」
昔から、相馬は友達に何かを求めるという事はしなかった、ただ、一緒にいたい、仲良く喋りながら登校、下校したり、どこかへ遊びにいくなど楽しい思いを作ることを望んでいる。
だから、剣立の言葉に相馬は自分の思った事をありのままを伝えた。
「相馬君は・・・・僕と一緒にいたい・・・・好きってこと?」
「え、まぁ、そんなところだ」
好きとストレートにいわれて戸惑いながらも肯定する。
「俺は、剣立のこと、好きだぞ?」
少し言葉を噛みそうになりながら頷くと、剣立は決意を秘めた表情になると相馬と向かい合うようにして立ち上がる。
相馬が見ている目の前で剣立は急に服を脱ぎ始めた。
「・・・・・・へ?」
剣立の行動に間抜けな声をもらす事しかできなかった。
その間にも上着を脱いで中の白いシャツを脱ぎ始める。
「お、おい、急にどうし・・・・っ!?」
シャツのボタンを三つほど外した所でようやく思考回路が復活して剣立を止めようとして気づいた。
シャツの向こうには男にはありえない、小さなふくらみが二つほどあり、それを包むようにブラみたいなものがある。
ただ、女性がつける下着と違って、上から圧迫させるかのようなつくりになっている。
「それ・・・・」
「僕は、普通じゃないんだ・・・・」
俯きながら剣立は呟く。
声はさっきよりも震えていた。
それは相手から拒絶されるかもしれないという恐怖があるのかもしれない、捨てられた子猫みたいに不安な瞳を向けている。
IS第一次性微における性別の判断がつきにくいことや遺伝子上の性別や肉体的それが通常の組み合わせと反対のものなどのことをいう、と剣立は話し始める。
性別は男として認識されているけれど体は女。
それが剣立鳴海の抱えている秘密であり今までずっと自分を苦しめてきた根源。
何度もこの事を告げて逃げていった人は沢山いる。
きっと、この人も拒絶するだろうという思いが剣立の中で生み出されていく。
どれだけ信頼できそうと思っても最後はきっと裏切られてしまう。
今回も裏切られる、とどこか諦めきった表情で剣立は相馬の反応を待つ。
「それと俺がお前の事を友達じゃないっていうのと関係があるのか?」
「・・・・・・・・・・・・・・ぇ?」
何を言われたのかわからないという表情になって剣立は相馬の顔を見る。
拒絶されるかもしれないと思っていた相手は何を言っているんだ?という顔をしていた。
「少し驚いたけれど、それで友達にならないなんていう理由にはならないだろう? 俺は拒絶しない」
「でも、こんなの気持ち悪いでしょ?」
剣立は何度もこの体のせいで周りから気持ち悪い、おかしいという言葉を投げつけられ拒絶された。
だから、彼もきっと拒絶する、なのにこれはどういうことだろうか?拒絶するどころかまるで、まるで、受け入れようとしてくれているみたいじゃないかと剣立は戸惑い、混乱する
「どう思うかは人それぞれだ、でもな。剣立」
剣立と顔を合わせるためにソファーから立ち上がって真っ直ぐに目を見る。
「俺はお前の体の事を含めて全部、拒絶しない、俺はお前の友達になりたい、お前が助けを求めるなら絶対に手を伸ばす、友人を救うくらいの力はあるはずだ・・・・信じてくれないか?」
今まで流れていた涙が止まる。
たまたまか、偶然なのかはわからない。
剣立は震える声で尋ねる。
「相馬君・・・・本当に僕と、友達になってくれるの? 僕を、裏切ったり、傷つけたりしない? 絶対に、僕を・・・助けてくれる」
確認するように、懇願するように言葉を紡ぎながら剣立は相馬に尋ねる。
不安に包まれている剣立の前で相馬は真剣な顔をして頷く。
「友達だ」
「うぅううううぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅうううううう!」
泣きたいのを堪えるようにしてうめき声のようなものを上げる。
相馬は落ち着くまで背中を優しく撫でた。
『あれ、誰か帰ってきてる?』
「やべっ、母さんか、ここで待っていてくれ」
少し寂しそうにしている剣立を残して相馬は玄関の方に向かう。
「僕と、友達になってくれる、かぁ」
人がいなくなった部屋で僕はさっきの会話を思い返していた。
涙はとまり、顔に表情はない。
「あんなこといままでいわれなかったなぁ」
今まで不幸しかなかった、周りの人間は気持ち悪がるし生みの親すらも拒絶していた。
でも、“ナイト”君は助けてくれた。助けてほしかった、独りで苦しんでいた僕の手を掴んでくれた、そして友達だといって受け入れてくれる。
「・・・・・欲しぃなぁ」
はぁーと熱い息を吐く、それだけのことなのに全身の温度が一気に上がり、初めての感覚はとても気持ちいい、純粋に僕は彼が欲しい。
彼にずっと見てもらいたい、彼の視線を独り占めにしたい。
たった一人の人間がどうしても欲しい、初めての狂おしい感情の高ぶりがとても心地よくて全身を支配するように包み込む。
「キミの言うとおりにすれば、僕のものに・・・・」
熱くなる体を抱きしめるようにしてぼーっとした目で天井を見続けた。
夕方になって、相馬は剣立鳴海を途中まで送って家に帰ろうとしていた。
「・・・・・・・」
道端に停車されている黒いリムジンを見て、うわぁーと顔を歪めて相馬はそのまま気づかなかった振りをして通り過ぎようとする。
「相馬ナイト君」
車を通り過ぎようとした所でがちゃりとドアが開いてそこからスーツをびしっと着こなした芳養麻春人が姿を見せた。
ただ、それだけのことだというのに頭の中では災害情報を知らせる時ほどの警報がけたましく鳴り響いている。
「大事な話があるんだ、車に乗ってくれるかい?」
「・・・・・・・・・・はぃ」
礼儀正しい彼のお願いを断れるほど、相馬ナイトは人でなしというわけではなかった、たとえ、それが厄介な話だったとしても。
車の中に入ると芳養麻はシートの傍に置かれていた封筒を手に取るとA4の用紙に目を通し始めた。
「あの・・・・俺に何か用ですか?」
「先日の連続傷害事件のことで新たな進展があった、キミが目撃した男というのはコイツであっているかな」
そういって手に持っている用紙を相馬に見せる、髭を生やした中年男性の写真が貼られていて、下には経歴のようなものが羅列されている。
「先日、我々は連続傷害事件を起こしたと思われる容疑者を確保した」
相馬は写真をもう一度確認する。
「暗かったんで自信ないですけど、多分・・この人です」
「そうか・・・・」
芳養麻が息を吐いた。
「俺を呼び止めたのはこの男の顔の確認だけなんですか?」
そうであってほしいという期待を込めてみながら尋ねてみる。
自分の予想が外れて欲しいと思いながら。
「残念なんだが、これからが本題なんだ」
あぁ、やっぱりと相馬は、がっくりと俯く。
芳養麻は次の資料を取り出して話しはじめる。
要約するとこうだ、傷害事件を起こしていた男は逮捕した、けれど、肝心の凶器が発見されていない。
警察が血眼になって捜しているのだが、男の証言した場所に置かれていないらしい。
「それと、俺と何の関係が?」
状況を聞く限り、警察の仕事なのではないだろうかと思っていた。
続きがあると芳養麻は口を動かす。
「男を逮捕して、数日後に数人の女子高生が襲われた」
「え!?」
「幸い、大きな怪我はなかった。だが彼女らの傷口と今までの被害者の傷口を比較した所ほぼ同じ凶器でやられたということが発覚した、捜査本部は最初に逮捕した男が犯人ではないと考えて釈放しようと考えた・・・・けれど、あまりに襲った時の状況にリアルがありすぎる、そこで私はある仮説を立てた」
確保するまでが男の犯罪で女子高生からは別の人間が行ったのではないかと。
だから男を逮捕した後に犯罪が起こった。
「確証はないがね、それでキミにお願いしたいのはもう一つ理由があるんだ」
また別の用紙を取り出すと相馬の膝の上に置いた。
何気なく手に取った相馬は驚きのあまり目を見開いてしまう。
「こ、これ、剣立じゃないですか!?どういうことですか!芳養麻さん!?」
「落ち着いてくれ、キミのクラスメイトである剣立鳴海だが、犯人に狙われる可能性がある」
「・・・・どういうことですか?」
「最初の犯人を仮にA、二人目の犯人Bとして説明するが、犯人Bが狙っている人間は剣立鳴海が休学するまで一緒のクラスだった人間ばかりだ、犯人がそのクラスに恨みある者の犯行だったとするならば剣立鳴海もいずれ標的になる可能性が高い、だから、クラスメイトであるキミに剣立鳴海の護衛を頼みたい、勿論、我々の可能な限り護衛をする、が、あの学園は色々と厄介な所で我々も容易に関われないんだ」
「・・・・剣立が狙われるかもしれないんですよね? だったら引き受けますよ。友達が危険な目にあうかもしれないなんて放っておけませんから」
「すまない、報酬はまた口座に」
「報酬はいらないですよ!」
芳養麻は申し訳ない表情をしたが相馬はお金の為に働くわけではないからと丁重に断る。
前の護衛の報酬として相馬の口座にお金が振り込まれていたのだが、いっかいの高校生がもらっていい金額ではなかった。こんなにもらっていいの!?と戦慄するほどの額だった。
「それと、私は別件の仕事があるため部下を一人、キミのサポート要員としてつけようと思う、必要なものがあればなんでも彼に言ってくれ」
「彼?」
「どうも!警視庁公安部公安総務課第六公安捜査第11係に新しく配属された、城戸です・・って、子どもぉ!?」
助手席にいた青年が振り返って芳養麻の隣に座っていた相馬をみて驚きの声を漏らした。
「新しくうちに配属された城戸だ。城戸、彼が今回の事件でキミの協力者となってくれる相馬ナイト君だ」
「どうも・・」
「・・・・こんちは」
「いっておくが、相馬君はキミよりも魔術関係の事件に関わっている、こういう事に関しては先輩に相当するぞ」
なんで子どもが?という好奇心的な目をしていた城戸は上司からの言葉に目を見開いてまじまじと物珍しそうに見る。
客寄せパンダとかじゃないんだけどなぁと思うが、無理もないだろう、一介の高校生が何度も魔術師と遭遇して事件解決なんてありえないから珍しがるのは当然といえよう。
「あの・・・・早速なんですけど、少しお願いが」
目の前にいる二人にあるお願いをする。




