表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/57

パワハラレベル99→1?

年内最後の投稿です。良いお年を。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「突然何でやす? あっしに何か言いたいんで?」


「いや余りにも隙だらけで。で、せっかく買ったこのマシンも使わずに上界に戻るのは勿体無いなあって思ってwで、手続きをと思ったらあなたがいたのね」


「……へ? 何言ってるんでやす? もう戻れるでやんしょ?」(手続き?)


「そうだよ?」


「いやいやw」


「何?」


「ま、最後に使ってから帰るって事でやす?」


「だからそう言ってるでしょ? じゃあ閻魔さんの所に行こうかしら」


「え? 何をしに?」


「この六つの薬草を渡すのよ。これが条件だからね」

そういいつつ力を取り戻すために必要とされている薬草を見せる。


「おひぇ? これ一枚10000ヘルになりやすぜ? 最高級素材でやす。羨ましい」


「そうなんだ。じゃあ行くね」


「あっしはまだ先になりそうでやす」


「そうなの? 何が違うのかしら」


「え? 馬鹿にしてるでげす?」


「どこがよ!」


「頭の上見りゃわかるでやんしょ!」


「これ? この階級?」


「へい」


「分からないけど?」


「まあそういう事にしときやす……高階級の方々はそういう嫌がらせもしてくるんでやすね。階級が高くても全く尊敬出来やせん。ここまで性格が悪いとは……嫌味すぎでげす……」


「何で怒ってるの? 私、何かした? 私は出られるよね? でも虎ちゃんは戦力0なの!」


「え? 虎ちゃんって?」


「私が無理言って生きてた虎ちゃんという女の子を呼び寄せたの。その子は100万戦力を上げてる暇なんかないのよ。今肉体がどこにあるかすら分からないのよ。それをよく確認せずに呼び寄せちゃったから早くしないと腐敗してしまうの。放置すればするほどワキガの勢いも更に増してしまうわ。お嫁にいけなくなっちゃうのよ!」

虎音がワキガ? どこでそんな情報を仕入れたのだ? 口から出まかせは止めて欲しい。だが、そう言えばそうであった。人間の肉体は死んでから、夏なら1日から2日、冬でも数日後には腐敗が始まるのだ。胃や腸から腐敗は始まるらしい。ちょっと腐った状態で復活し、生活していくうちに腐敗を治療出来るのかどうかかも不明。本当に恐ろしい。


「ワキガの女子は勘弁でげす……肉体が残っているなら保管した方がいいでやんすよ」


「うーん確かに市田さんに連絡してたけど、確かめよう……あの人1足りないからしっかり伝えてないかも。ワキガが酷いのに腐って復活したら相乗効果で寝ているだけでもその臭いで再び死んでしまいそう。……ちょっと電話しよ……確か02を押してから虎ちゃんの携帯ね。多分誰か出てくれる筈」

ぴぽぽ


「もしもし?」


「あ、その声はミニマム的なアリサでしょう。一般的には……それは弊社にとって、どのようなメリットになるとお考えですか? 今朝変なzoomがあり行って見たのですが、虎音マターが動かないし、お前じゃこの先生きのこれないのです。(海外の解説系動画特有の動画内でのステルスマーケティング)私がやる事じゃないこれはワンチームどういった成功者だけが知る、8つの秘密です。それが現実、だから僕には余裕なんですか? その説明をする前に今の業界の状況を理解する必要がある少し長くなるぞ」

ぬ? この組み合わせは……高音様ではないか! 彼女の電話番号を知っていたというのかアリサ! でかした! では早速訳さなくてはww


訳「あ、その声は小さいアリサですか? 今朝変な連絡があり行って見たのですが、虎音が動かないのです。これは一体どういう事ですか?」


「そのワードの組み合わせは? まさか? 高音さん? 何であんたが虎ちゃんの電話に出るのよ!」


「公開鍵が開いて在籍して、ワークスペースに入ったらタスクコーデ目指すべき姿そのもので仰向けに、それでは僕らがただ損をするだけになっていましたのです」


訳「鍵が開いていて、中に入ったら作業着姿で仰向けになっていたのです」


「それでいいの! 今死んでるから! でも安心して! 必ず生き返るから! でもそこに置いておいたら腐っちゃうから腐らない様に冷蔵庫にでもしまっておいて? で、栄養失調で生き返った瞬間に死なない様に時々点滴を与えてね!」(うーんやっぱりあの連絡だけじゃ本気にしなかったかあ。腐敗が進行しちゃってるじゃん……市田さんめえ!)


「参考になりましたし、社訓は浜で死にました」


訳「分かりました」


「素直ね。いつも憎まれ口ばかりなあんたが」


「ベストタイミングの今イノベーションを起こすまで泣いて在籍してそんなエシカルかつサスティナブルな元気ないわ」


訳「今まで泣いていてそんな元気ないわ」


「そう」(そういえば虎ちゃんの事大好きだもんねこの子)


「なるべくコメダでサンドイッチを貪っている暇があったら早く戻して」


訳「なるべく早く戻して」


「分かってるって! じゃあ」

ピッ


「鈴木さんのお陰で虎ちゃんがお嫁にいけなくなる危機は回避したわ」


「そうでげす? しかしいつでも電話出来るって羨ましいでやす」


「これは借り物なのよ。この階級だからポンっと貸してくれた」


「もう階級自慢はいいでやす。ああ、今ので嫌な野郎の事を思い出しやした」


「え?」


「そいつも嫌味な奴でしてね」


「私を見て? 何でよ。そんなに嫌味だった?」


「でげすが……」


「どんな奴だったの? 聞かせて」


「面倒でやす。思い出したくもねえでげす」

そんな事を言うでない。遠慮するとはそなたらしくもない。そなたの話を聞く事で、沢山の文字(なかま)が稼げるかもしれぬのだ。遠慮はいらぬぞ?


「その前に私はアリサ。名探偵の曾孫なの。貴方さえ教えてくれればその上司を改心させる事も可能よ?」


「もう死んでやすwその上司と一緒にいたのは40年以上前でして。その時あいつは50。で、あっしが死んだのは3年前。その時は別の仕事をしてやした」


「ああ、そうなんだ。でもどんな事してたのかは知りたい」(そういえば鈴木さん相当長い事話したっけ。一人の亡者でもあれだけの膨大な思い出がある。ひょっとしたらこの人も長いかもしれない。気を引き締めて聞かなきゃね)


「しょうがねえでやす。あっしは鈴木でげす」


「あら? 同じね」


「おひぇひぇ? アリサちゃんもでげすか?」


「ううん? 私は鏑木。木だけあってる。前この辺で会った亡者の名前が鈴木さんって言ってたの……あなたよりかなり若かったけど、名字は同じだった」


「まあ鈴木って名前は至る所にいやす。大企業でもスズキってありやすし」


「そうだったね」


「で、その上司の話をしやすが、本当に酷い奴でやんした」


「わくわく」


「へ? わくわく? 心躍ってやす?」


「でへへー」

これはこれから知るであろう秘密を握った状態でその悪事を行った張本人に復讐できるかもしれないという事からのでへへーである。


「まず通り掛かる度に殴ってきやす。誰にも気づかれない様に……」

ほう……これは……


「えー? 因みにどれくらいの強度?」


「強度? 強さって事でやす? ええと、振りかぶらず0距離で拳をグイッと押し付けてくる感じでやす。誰にもばれないようにこっそり」


「ああ、だいぶ陰湿ねえ……他には?」


「次に面倒な仕事は部下に押し付け、自分の成果としやす」


「酷い」


「次は……これが一番堪えた奴でして……皆の前で大声で喚き散らされやした」


「それは鈴木さんがミスしたから?」


「ま、まあそうでやすが」


「それなら普通ね」


「でもみんなの前でやる事ないでやんしょ?」


「そういう事か! 許せないね……他には?」


「うーん、これ位でげす」


「へ?」

へ?


「おひょぇえ? へ? って? どういう事でやす? 相当酷い内容でげしょ?」


「あ、いや確かにそうだけど……」(あれ? 何か物足りないと思うのは私だけ? え、どうして?)

アリサは混乱しているな。この疑問は多分彼女自身では分からないだろう。なので客観的に見て冷静な判断の下せる私が代わりに解説しよう。

今アリサは、鈴木が上司から3つもの嫌がらせをされた事を聞いた。これが初見であれば本当に怒り狂う内容であろう。だが、覚えているだろうか? 1番目に登場した鈴木が、木林製作所内でされた数々の悪行の話を。大体22話分で、約20万文字分の嫌がらせやその従業員の悪事も受けて来たという話だった。しかもそれを、平気の平左(へいざ)で語っていた1番目の鈴木。うーむ。1番目の鈴木と言うのは面倒である。唐突であるがこれより鈴木1号、そして今話している鈴木を鈴木2号と改名する事を許してほしい。そう、鈴木1号のあの壮絶な話と今の話を比べてしまったのだ。故に物足りないと感じてしまったのだろう。そして私も同時に


『へ?』


と言っていたが、これは鈴木2号の話が想像以上に短く、あまり文字数が稼げなかったんじゃないか? と、落胆してしまった事から思わず出た


【へ】


である事を報告させていただく。


「で、辞めたって事なのね?」


「へい……耐えられやせん。本当に……死にたくなりやした……うう……ぐすっ」

思い出し、男泣きする鈴木2号。すると?


「wwww」


「おひぇえ? 笑われたああ? 何ででげすう!?」


「ヒィヒィw」

どんどん

これ! その辺にして置け! そこまで笑ってはいけない!


「酷い子でやす。これが神裔Ⅳ様でやすか……まあこんな地獄でここまで戦力を積んだひねくれ者なら仕方ないでやす……だけんが、人間不信になりそうでやす……ぐすっ」


「ご、ごめんwあれ? 何で笑っちゃったんだ? 分からん」(私って最低じゃん……悲しい話の筈なのに……)


「分からねえのに笑いやす?」


「これからは真面目に聞くからさw」


「そうしてほしいでげす……突然笑われりゃ話す気も失せやす。で、上司の酷さからこの世にはどんなにまじめに生きていてもそういう奴ほど損をするという事を気付かされやした」


「くっw」

ぎゅうう

頬を抓り笑いを必死に堪えるアリサ。ふむ、感じの悪い幼女である。


「もう! さっきから!! まあいいでやす……で、会社を辞め調べまくり、悪い事を裏でしている企業のリストを作り、そこ専門の泥棒をやる事に決めたんでやす」


「そうなのね……ふうふう……」(でもその上司がもうあの世で良かったわ。ここまで聞いたけど、全く潰しに行こうという気持ちが出てこなかったもの。これはまあ、木林製作所の社長とは比べ物にならない小物って事なのかしら? 私も自分の時間が大切だもの……この人の上司の為には時間は割けられない。はっきり言って木林日光一とその人では悪党としての格が違う。やはり奴はこの手で……)

グッ

拳を握るアリサ。そして、謎も解けた様であるな。それにしても鈴木1号の話は異常なのだ。普通のサラリーマンなら、鈴木2号がやられた程度の事でも心が折れるのだ。それなのになぜあそこまでやられた事を覚えており、それを平気に喋れたのだ……世界は……広い……そしてその話を聞きアリサは更に木林製作所への憎しみが高まってしまった様だな……


「そうだ、そうだよ……パワハラなんてせいぜいこれ程度止まりなんだ。ここで頭打ちなのよ」


「これ程度って……相当じゃないでやす?」


「うん。で、笑ってしまった理由が分かった」


「おひぇ?」


「実はさっき同じように会社でいじめられている人と話したの」


「へ?」


「そしてその話はこの地獄の経験した何よりも酷かった。まあ私は6つの地獄を見て回ったのと、虚無平原で何回か戦っただけだけど……地獄って程だからもっともっと酷い場所もあるかもしれない。でも、その人の受けた仕打ちは地獄で見た物や、貴方が受けた苦しみの比ではなかったの……それと比べて大した事が無いと思って吹き出しちゃったのよ。詳しくは


【4-6~4-22までの、約20万文字】


を読んでくれれば分かるよ」


「そうでやすか……だが20万文字を読むなんて死ぬほど面倒臭せえでやす……なので絶対に読みやせん。そんな暇があったら寝やす。でもその人その文字数分酷い目に会っちまったって事のでやすか……あっしは3つで100文字ちょいだったってのに……そんな酷い目にあっている人がこの地獄に……」


「そうね。でも、たったの20万文字なんてあっという間だし、しっかりと読んだ方がいいと思うよ?」


「止めときやす」


「へえ。あなたって最低で根性無しなのに提示された新しい有益な情報すら能動的に取って行こうとも出来ない愚かで惨めな生物なのね」

そうだぞ!


「おひぇえ……分かりやした。読みやす……」


「それでいいのよ! たった20万文字で根を上げたらこの小説なんか全部読破出来ないわよ! でも貴方よりも早く亡くなった自殺でね」


「そうだったんでやすね……若くして酷い仕打ちを受けた末の自殺……そんな壮絶な話を聞いた後にこの話を聞いても大した事ないって思うのは仕方ないでげす」


「そうよ……思い出すだけで虫唾が走る……私ね、絶対にそいつだけは許さない。私の持ちうる全てのスキルを使い、潰す」


「へい……だが一人ではどうしようもないでやす。抜け出しその資料片手に途方に暮れていた時に、とんでもないお方に出会えやした」


「へえ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

文字数ですが序盤の方で35万文字位で完結と書きましたが、どういう訳か大幅に増えてしまっています。で、話自体は完結していて、44万くらいになっていまして、それならば444444にしようと現在文字数を調整する作業に移っています。ここを伸ばせば数文字稼げるぞ! みたいな作業を延々繰り返しています。変に書き過ぎてもオーバーしてしまいますので、超えたら余計な個所を削減しないといけないという縛りを追加してしまったので結構大変です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ