サリとマモル(ケープVer)
今回のお話(ケープVer)は 賢者候補ケープ少年 の視点で描かれています。
女の子は母親が居ないのでしくしくと泣いている。
父が差し出した温かいミルクを飲んでやっと落ち着いた。
「お嬢ちゃんの名前は?」
「さり……」
「何があったのか覚えているかい?」
「大きな穴に落とされたの」
「誰に?」
「知らないおじさんが手を引っ張ったの。
落ちたら犬がおそってきて、ママが助けようとして……」
赤ちゃんが大声で泣く。
「あなたの弟よ」母が優しく赤ちゃんをサリに見せる。
「弟?生れたの?」
「俺が君のお母さんから取り出した。すまん!君のお母さんは……亡くなった」
「私の弟……まもる」
母親の死は解っているようだ。
「マモル?もう名前つけたの?」
「お母さんが弟は貴女を守る子だって言っていたから」
気が付くとおくるみに血が滲んでいる。マモルの太ももから血が出ていた。
「しまった!取り出す時足を傷つけていたのか?」
マークが慌てて傷口を確認する。
「ばいキンでも入ったら大変!治って!」
サリが叫ぶ!
その時眩い光が僕達を包み、光の柱が空高く昇っていった。
皆が目を開け確認すると、マモルの傷痕は綺麗になり、かなり元気になった。
僕の足の傷までもが綺麗に治っていた。
なにより、義足が外れ父の足が……本当の足が生えていた。
「君は聖女様なの?」
皆が驚きの表情で少女を見つめる
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