手紙 (圭Ver)
今回のお話( 圭 Ver)は 彩の兄・圭 の視点で描かれています。
ケープの活躍で勝利を収めた。
しかし、喜ぶ事は出来なかった。
ケープが持ってきた手紙には衝撃的な事が日本語で書かれていた。
皆はいきなり現れた天馬ペガサスに驚いている。
―― 圭兄へ
この手紙をケープに預けます。
私達はペスタゲル第三皇子にだまされ、側室殺しの犯人にされてしまいました。
ペスタゲルはライエル皇子も殺害しようとしました。
ルミエの毒というものです。
ライエル皇子の腕を切り落とし、命は取り留めました。
今は森の中で隠れています。
何処に行ったら良いのかわかりません。
ポポロは隠遁の魔法が使えるようです。
連絡ください。
彩
「何が書いてある?」
エルフのガテムが聞いてくる。ノースも覗き込むが読めないという。
俺は帝都の城であった事をざっくりと話し、ガテムにお願いをする。
「ガテム達は城に戻ってキラーベアを退治したと報告してくれ。
俺とマークとノースは途中で逃げ出したと言ってくれ。
俺達は彩と合流して安全な場所へ逃げる」
「ポポロがいれば大丈夫だよ。たぶん」
起き上がったケープが話し出す。
「俺達との連絡はどうする?」ガテムが心配そうだ。
《儂が残る。ポポロ殿 念話は離れていても大丈夫ですな。
では、皆様アーヤ様を頼みます》
そう言ってノースは亀の姿になる。
「ルミエの毒に気を付けて!では、ガテムまた会おう!」
固い握手をして別れる。
ポポロは三人を軽々と背に乗せ、空に舞い上がった。
周りには本当に見えていないのか?
ポポロは静かに降り立つとユキがすぐに近づいて来た。
俺らの姿を確認した彩は泣き出していた。
無事に逢えた事が嬉しくて彩を思いっきり抱き締めてしまった。
目を丸くする彩。
「ノースは?」と彩は言いながら俺の側を離れる
俺も顔が赤いのをさっと隠す。
「ノースはエルフ達について行って、城内の事を探ってきて欲しいと頼んだ」
「これからどうする?」
「俺に考えがある」
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