魔獣討伐 (圭+ケープVer)
【残酷な描写】殺戮・戦闘の残酷描写あり
今回のお話は 前半は圭、後半ケープの視点で描かれています。
こんなはずじゃ無かった。
「何故にキラーベアがこんなに沢山いる?」
《私が見たときにはいませんでした。本当です》
「ウェンディを疑ったりはしないよ。誰かがキラーベアを操っているのか?
いきなり現れた魔獣が統制の取れた動きをしている」
「そうだな……動きがおかしい」
エルフの戦士ガテムも感じている。
これ以上後退は出来ない。街の城壁が見えている。
精霊ウェンディが水魔法で足止めを手伝ってくるが、それ以上に魔獣が攻めている。
「ノース!氷で足止めして!」
《氷結捕縛》
魔獣の足が凍り付いていく。
「雷矢」
空から声が響いたと思ったら、空から無数の矢が降ってきた。
魔獣が混乱している。
「今だ!」
動きが止まったオーガやキラーベアを倒していく。
エルフと騎士団が最後まで攻撃していく。
助かったが、あれは誰だ?
―― ケープ
人気がない中庭にポポロはスーと降りていく。
自分が本当に見えていないのか?ドキドキする。
「部屋に入ってはならない。ライエル皇子の母上が毒で亡くなった」
「触った者が紫になって、死んだぞ」
やはりルミエの毒で亡くなったんだ。
ポポロがある部屋に鼻を向ける。
《あそこに ある。男が一人いる。どうする?》
「大丈夫」
ドアをゆっくりと開け、気が付いた男に雷撃を当てる。
一撃だ。成功にホッとする。
僕達の荷物がまとめて置いてあった。
彼方此方探さなくて良かった。
ポポロが気付いたのはチリーラが小さい声で鳴いていたからだ。
出来るだけの荷物を持って、再び飛び立つ。
「勇者の所までお願い」
城壁が見えたところで大きな魔獣が見える。
「あれはキラーベアじゃない?」
《そうです。どうします?》
ノースが見えた。
「ノース!ノース!氷で足止めして!」
「僕に出来る事……そうだ!雷矢!雷矢!」
上手くいったようだ。
勇者とノースが引き返してきた。
《ケープ!ポポロ!》
僕は勇者に手紙を渡す。
体の力が抜けていく。
眠ってしまった僕をポポロが支えてくれた。
「魔法を使いすぎだ」
優しい声がした。
読んで頂き有り難うございます。
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