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勇者の話

かなり大きな銅像が広場の真ん中に建っている。

勇者と仲間の聖騎士の像らしい。

勇者を見ているとどうしても圭兄に見えてくるが、百六十年も前の人らしい。

他人の空似……のはずだ。

勇者ケープの話を同名のケープが意気揚々と語り始める。

 ――勇者ケープは魔王を追いかけてダッサク共和国からこの中央国に来たらしい。

   聖騎士と追いかけるが逃げるのが速く、魔獣の数も多く苦戦が続く。

   精霊ウィンディが加勢して民を助けながら追い詰める。

   最後は勇者ケープが聖女様の魔石を掲げ、剣を振るう。

   八年もの歳月を掛け、中央国で魔王を倒す。

   その後、中央国の王族が絶えてしまった為、勇者ケープが

   初代大統領としてチューヨウ国と名を改め民の為の政をはじめる。

   二代目大統領を選び、養子に名を与えると忽然と居なくなった。

この様に話が伝わっていると……。


「勇者が忽然と居なくなった?」

「そうね。今ではガベル家はダッサク共和国でも伯爵の大貴族だし、

娘もチューヨウ国五代目のムトー大統領の夫人になって、

大貴族のガベル・ムトー家として大統領を数多く排出しているわ」

シェリューが貴族としての教養だったと歴史を一部語り出す。

「やはり繋がりがあったんだ……」

驚いた表情をするケープ。

「まだまだ本を読みたい」と言うケープ。

大猫になったユキを抱いてご満悦のシェリューは、街を見るのは初めてだとはしゃいでいる。

目の前を沖縄で見た水牛車のような物が通って行く。

「あれは?」

「ヤークバスだよ。僕も見たのは初めてだけど。」

 ヤークという水牛に似た魔獣らしい。

二つの魔角にリングがはまっている。

とても力が強く大きな荷馬車を引きバスのような役割をしている。

そのバスに目が赤く白い人物が見えた。

慌てて走り出したが、間に合わなかった。

その場に居た人に尋ねる。

「今、赤い目の人がいませんでしたか?」

「あぁ、赤い目の人なら皆呪いを解いて貰うために隣国のガッセル町に行くんだと思うわ」

「呪い?」

「そうよ。目の赤い人は何らかの呪いに掛かっている人よ」

もう一度、使途タムに会ってみたい。

それより先に教会に行くべき?


読んで頂き有り難うございます。

感想等いただけると嬉しいです。

宜しくお願いします。

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