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レスト町

 サンマール村では色付けを希望する人が意外と少なかった。

信用がないわけでもないと思うのだが……。

新しい作物・薬草も少なかったので、早めに移動することにした。

新しい薬草を求めて、目指すはレスト町。

幌の付いた小さめの荷車を買ってポポロに引いてもらう。

ウェリーはまだ一角獣(ユニコーン)を狙われているかもと心配そうだった。

休憩を取りつつ夜も走ったので、二日でレスト町に到着した。


レスト町に到着はしたが、入町に時間が掛かった。

この町は石垣の高い壁が張り巡らされていて、圧巻だ。

門も大きく多くの人が列を成して入町の許可を待っていた。

この町は隣国ダッサク共和国とチューヨウ国に繋がる関所を持っているためどうしても人の出入りが多くなる。

 半時ほどして私達の順番になったが、私達は別室に連れて行かれた。

ウェリーさんは心配顔だし、ケープは自分がまだ子供なのに冒険者をしているせいだと言うし、まさか私だとは想いもしなかった。

「精霊の使途様で間違いありませんか?」門番に問われる。

「はい。一応……」

「領主様がお会いしたいとの事なのですが」

「えっ?」

「領主様の時間ができ次第ご連絡しますので、今日からインセクターホテルにお泊まりください」

周りに居た人たちがざわめき始める。

「わかりましたので、そのホテルまで案内お願いします」

「良かった~」ケープが安堵のため息を漏らす。

なかなか良いホテルのVIPルームに案内されると緊張してきた。


少し散歩してくると言って、小さいままのユキを連れ夕暮れに歩き出した。

町の人を見かけ声を掛けた。

「すみません。旅の者ですが、ここの領主様ってどんな方ですか?」

「ええお人だよ。ただ娘様がご病気みたいで気の毒だわ」

その人が指を指した方角を見ると、領主様の屋敷は丘の上にあり、某テーマパークのホグワーツ城を彷彿させるものだった。

タブレットを出して写真を撮る。

その時だった。

薄暮時に知らない男に襲われ、私は倒れた拍子にタブレットを壊してしまった。



読んで頂き有り難うございます。

感想等いただけると嬉しいです。

宜しくお願いします。

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