隣村の教会
お昼過ぎて私達はサンマール村の教会に向った。
この村の教会もユーゼン村と同様に作られている。
教会の中央で両手を合わせると光に包まれ、アルテとアポロが現れた。
闇の神の話を聞くべきだ。
いきなりアルテにこの話をぶつけてみる。
「闇の神様って何ですか?」
アルテは顔を伏せている。
『 何故、ハーデルを知っている? 』
「お爺さんに聞いたのです。闇の神様が関係していると」
代わりにアポロが悲しい笑顔で話し出す。
『 もう一人創造神はいたのだよ。
闇を司る神ハーデル
覚えている人もいたのだな…… 』
「ハーデル様は何故……」
『 とても優しい神だったんだ。
人が好きでよく人の世界にも出かけていた
それなのに……
百年ほど前かな、魔王と組んでこの国を壊しかけたんだ 』
「そんな!」
『 父ゼノス様に怒られ暫く姿をかくしていたのに、
急に現れて勇者という者を恨んでこの国から色を奪ってしまった 』
「この状況をゼノス様は……?」
『 知らない。居ないんだ。今は居ないんだ 』
『 今日はまだ話せないことが多すぎて、
今度きちんと返事するから、
色付けだけは……お願い 』
アルテはそう言って神々は姿を消した。
この教会にもステンドグラスが綺麗に輝いていた。
闇の神が色を奪った?
なら私がしているこの色付けは大丈夫なのかな?
そして、あのお爺さんの呪いとは?
お爺さんの赤い目が忘れられない。
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