195 なんかひっかかったこと
はいこんにちは。
今回はタイトルがなんか不穏(笑)。
でもまあ、そんな重い内容にはならないと思うんで、軽く読んでいただければ~。
さてさて。
司書をやってる関係もあって、いつも何かしら本を持ち歩き、読んでいるわたくし。
最近は、ずーっと前から「読まねば、読まねば……」と思い続けていたとある古典的な有名SF小説を手に取っていました。
海外作品で、最初に出たのが1950年代。
冷凍睡眠とタイムマシンとロボットが出てくる作品でした。
内容は緻密で構成がとてもよくできていて、「さすがは古典SFの名作」と思わされる作品でした。ま、ここではタイトルは述べませんが。
それで、ですね。
ひっかかったのは、ちょこちょこと出てくる細かい表現なんですよね。特に女性に関することや女性の登場人物の描写や扱い。
一番ひっかかったのはここ。
先進的な機械に作業を覚えさせることに関して説明しているところで、「これは女子高生でもできる作業」みたいな表現がありましてね。文脈からして明らかに「能力のない人でもできるような作業」という意味でね。
え? そこ、わざわざ「女子」って入れる必要、ある……??
別にただ「高校生」だけでええやん? とね。
男子高校生も含めているなら、別にそこまでひっかからなかったんですよ私も。教育程度の高い大人からすれば、まだまだ能力的には低いのも当然なんですから。
でもそこで、わざわざ「女子高生」とは……。
正直「やれやれだぜ……」って感じ。
ほかにも、すんごい悪女が出てくる一方で、主人公(男性)が結婚したいと思う女性(とはいえ11歳とかの少女・苦笑)のことはもはや天使扱い。
「ああ……よくあるヤツう」と思ってしまうわたくし。
明治・大正期の文豪の作品、あれこれ読んだこともありますし結構好きだったりするのですが、こういう部分に関してだけは好きになれないのですよね、いまだに。
女性のことは平気で、というかむしろほとんど「得意げに」、「女などというものは……云々」と見下して小馬鹿にしている様子なのに、いざ憧れの女性、惚れた女性に関してだけは一も二もなく崇拝して「清らか極まる存在」のように描写する。ほんとよくあるやつ。
いまこんな小説を書いたら女性読者から批判の嵐になってしまうはずのところ、当時はそんなこともなく、むしろ女性が批判したところで「能力の足りない女ごときの言うことなど聞くに能わず」みたいに無視されたりバカにされるだけだったことでしょう。想像するだに腹が立つ。
「当時はそういう時代だったんだよ」という、非常に簡単で便利なひと言で終わらせていいことではないという気が致します。
……と、あれこれ書いておりますが、そういう自分だって自分では気づかない様々な差別を刷り込まれたままの状態には違いないのでしょうから、これは自戒として考えたいところ。
この世の多くの「マイノリティ」と呼ばれる人たちは、今でも多くの偏見や差別の視線に晒されて生きているので。そうしたことが少しずつでも明瞭になり、議論の俎上に載せられて解決していくとよいなと思います。これまた、自戒としてですが。
ではでは、今回はこのあたりで。




