164 とある映画の描写に思う
明けましておめでとうございます。
2026年、令和8年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
さて今日はといいますと「何かお正月に合いそうな映画でもないかな~」とアマ〇ラをみていまして、ちょうどよさそうなのがあって鑑賞したわけなんですが。
ええとね……いつもならタイトルを出して監督やキャストのデータも書くのですが、今回はちょっと思うところがありましてそちらは伏せてお話を。
題材が江戸時代の有名な戯作者。その著作である有名作品と作者の物語を描くものでした(とか言うともうすでに作品名がバレる気もしますが・苦笑)。
で、ですね。
戯作者は年をとるにつれて目が見えなくなっていき、超大作であるその作品の最後を書くことが難しくなってしまうんですね。
一番頼りにしていた優秀な息子さんは病気で他界してしまっており、その奥さんである戯作者のお嫁さんにあたる女性が「私が代わりに書きましょう」と申し出てくれる、という流れ。
ですがお嫁さんは漢字が書けず、せいぜい平仮名どまりの知識しかなくて大変苦労するわけです。
戯作者本人大変イライラしてしまい「もういい!」などと言ってしまう。するとお嫁さんは必死で「なんとか自分に書かせてほしい」「お怒りなら私の無学をお叱りください」と平身低頭でお願いする……という。
うーん。
なんか見終わったあとでモヤモヤしてしまいましてね。
いやまあそりゃあ、江戸時代の江戸の人たちの識字率って他国と比べたらめちゃくちゃ高かったそうですが。
でもそこまでで、この戯作者があまりに拘りが強すぎてあまりまともにお金を稼がないためにこの家は非常に貧乏でね。そのために奥方もお嫁さんも、他の人が嫌がるような汚れ仕事までしながら長らく家計を支えてきたという流れもあり。
そんな状態だったのに、今になって「お前に学がないばかりに」みたいなことを言ってはいけない。いい暮らしをしていたなら、お嫁さんだってゆっくり手習いもできたはずなんですしね。いやまあ戯作者も別に真っ向から責めていたわけではありませんけども、お嫁さん本人がそのように言って自分を責め、義父に平謝りに謝っている……という図にしてあったわけで。これはどうもおかしいな、と。現代人である私の目から見るとだいぶ気持ちの悪い描写だったわけですな。
こちらの映画は原作小説がありまして、原作者は男性作家。監督・脚本をしたかたも男性。だからこそこういう描写になってしまって、「これでいいのだ」と思えてしまうわけなのかな……と、少し残念なキモチになったのでした。
いやまあ、別にええんですよ? 創作は自由ですからね。
そして出来上がった作品について視聴者があれやこれやと感想を述べるのもこれまた自由ですから。
せっかくおめでたい作品を……と思ったところだったのでちょっと残念なキモチになったお正月でありました~。
それでは、今回はこのあたりで。




