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162/231

162 「碁盤斬り」

 

 はい、こんにちは。

 今回はこちらの映画。

 公開は昨年なのですが、当時「観に行こうかな」とかなり心惹かれつつも、なんだかんだで行けなかった映画です。

 今回はたまたまアマ〇ラで無料で視聴することができることに気づき、仕事してるダンナの隣でひとりで鑑賞。


 〇「碁盤斬り」

 監督:白石和彌

 脚本:加藤正人

 出演:草彅剛 / 清原果耶 / 中川大志 / 奥野瑛太 / 音尾琢真 / 市村正親 / 立川談慶 / 中村優子 / 斎藤工 / 小泉今日子 / 國村隼 ほか

 2024年 日本 129分 G


 こちら、古典落語の演目「柳田格之進」をもとに映画に仕立てた作品らしく。

 映画を観るかぎりではほぼ落語っぽい感じはしなかったので、知ったときには大変意外な気がいたしました。


 監督は、こちらもタイトルだけ知っていて未見なのですが「孤狼の血」や「凶悪」などで知られる白石和彌氏。

 草彅剛さんについては皆さんご存じですね。かつてあのスーパーアイドルグループ・SMAPで活躍し、演技者としての実力を堅実に積み上げてこられたかた。2020年公開の「ミッドナイトスワン」では、その実力をさらに見せつけた形となりました。

 その草彅さんが、今回は実直そのものの古風な武士・柳田格之進を演じています。


 ではストーリーを少しだけ。

 とある理由から故郷・彦根藩を追われ、今では浪人となって娘のお絹とともに江戸の貧乏長屋に暮らす柳田格之進。ときどき入る印章を彫る仕事で細々と暮らしを立てています。

 格之進は囲碁を嗜む人であり、その腕はかなりのものでした。


 ある日、ひょんなことから賭け碁をし、質屋の大店の主人・萬家源兵衛と知り合った格之進。その後も源兵衛と碁を打つことで次第に打ち解けた仲に。

 格之進の実直で嘘偽りのない生き方は、そのまま碁の手筋にも反映されています。源兵衛は格之進のそんな生き方に心酔するようになって、それまで「ケチべえ」などとあだ名をつけられていた自分の生き方を改めるまでになるのでした。


 ところがある日、格之進は彦根藩で自分に懸けられた冤罪事件の真相を、もと同僚だった藩士から聞くことに。

 実は格之進、まったく身に覚えのない美術品の盗難事件の冤罪を着せられ、そこで妻も失っていたのでした。

 彼を冤罪に陥れた人物を知り、格之進と娘のお絹は復讐を心に誓う。

 ところが間の悪いことに、なんと格之進は今度は源兵衛の店から五十両もの大金を盗んだのではないか、という疑いを掛けられてしまい……。

 お絹は格之進の矜持を守ろうと、自ら吉原に身売りしてその金を作ろうとするのでしたが……。


 格之進を陥れた「ラスボス」役をあの斎藤工さんが、ねっとりといやらしく演じておられて「さすが!」という感じ。

 また、源兵衛の店で働くちょっと気弱なところのある若い手代(?)弥吉を、中川大志さんが。こちらもまた説得力のある熱演でした。

 そしてなにより、質屋の主・源兵衛の國村隼さんが素晴らしかったです……!


 脇をがっちりと素晴らしい役者人に固められ、主役である草彅さんは、ちょっと頭が固すぎるぐらいに実直な格之進をこれまた本当に説得力のある演技で演じきっておられました。

 殺陣も地に足のついた、非常に実践的な戦い方。派手な立ち回りがあるわけではないのですが、いかにも「当時本当にこんな戦い方をしていたのかも」と思わされるような動き。


 あと、美術も素晴らしいです。

 そこここに当時の江戸のお祭りや風物詩などが丁寧に描き込まれていて、そちらを見るだけでも得した気分に。日本が大事にしてきた時代劇を、しっかりと丁寧に作りこんでくださったなあと思いました。

 こちらもお勧めです。

 ではでは、今回はこのあたりで。


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― 新着の感想 ―
草彅剛は 役者無期かな シリアスな演技や 犯人役なんかめ似合うし ハンニバル・レクターみたいな  サイコパスも見たい ((o(´∀`)o))ワクワク
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