おでかけ1
お久しぶりです!
話の切りどころって難しいですね・・・。
「残りの委員を集めろ・・・かー。」
次の日、僕は机に突っ伏しながら昨日会長に下された命令をどうやって遂行しようか考えていた。
「どっかにいい人落ちてないかなー。」
「ゆーう!」
そんなことを考えていると、急に後ろから聞き覚えのある声に呼びかけられ、それと同時に柔らかな感触と心地良い質感が僕の体を襲った。後ろを振り向くと、つい最近友達になった、栗色のセミロングが特徴的な、萌花ちゃんが僕の体に覆いかぶさるように抱きついてきていた。
「ほ、萌花ちゃん!なにやってんの!当たってるって!」
「当ててんのよ!」
「馬鹿なことしてないで早く離れなさい萌花。」
そう言って現れたのは、同じく、つい最近友達になった葵ちゃんである。
「優さん、ごめんなさい。それよりも、どうしたんですか?元気ないですね?」
そう言って首を傾げながら聞いてくる葵ちゃん。それは反則・・・。
「いやいやいや!そんなことないよ!すっごい元気だから!」
「そうですか?ならいいんですけど・・・・。」
まだ不満気な葵ちゃん。心配してくれるなんて・・・。優しいなあ。
「そんなことよりさー、葵。優に明日の予定聞くんでしょー?」
「あ、そうだったわね。」
「え?何?明日の予定?」
一体どうしたんだろう?僕の明日の予定なんて聞いてどうするのだろうか。っていうかそもそも明日って何曜日だっけ?あ、土曜日か。
「はい。実は、明日萌花と近くのお店まで買い物に行くんですが、優さんも一緒にいかがかと思いまして。」
「そういうことさ!優!さあ準備して早速行こう!もう今から行こう!」
「いや、まだ授業終わってないから。明日の予定かー・・・。」
明日はたしか忙しかったような。たしか、昨日買った某週刊少年漫画を呼んでー、その時に買った漫画も呼んでー、あ、そういえばあのアニメ見ようと思ってたんだ。ってことはつまり、・・・暇ってことか。
「明日だったら暇だよ?」
「じゃあ一緒に買い物行きませんか!?」
「もちろん!喜んで!」
でも、なんか女の子と一緒に歩くって恥ずかしいな・・・。いくら今は女の体だとしても、流石にな・・・。
「あのさ、ほかに誰か呼んだり・・・したりしなかったりする?」
ちょっとよくわからない日本語になってしまったけど、二人に聞いてみる。できれば男子がひとりでもいれば心強いんだけどな・・・。
「あぁ、いないから心配しないで。」
萌花ちゃんが笑顔で答えてくれる。おそらく初めて会う人と一緒に行動するのが嫌だと思ったと思われたんだと思う。さて、日本語をうまく使えなくなってきたところで葵ちゃんが話し始めた。
「それじゃあ、明日の10時に駅前に集合ということでいいですか?」
「うん。わかった。」
とはいったもののやっぱり恥ずかしいな・・・。
―――――
その日の夜、僕は実里の部屋を訪れた。
「実里ー入っていいかー?」
ノックと同時に部屋に声をかける。いいよと返事が返ってきたのでドアを開けて中に入る。中は整理されていて、かつ、可愛いものがたくさん置いてある女の子らしいといえば女の子らしい部屋だ。強いて言うなら机の上に置いてあるパソコンが目を引くぐらいだ。
「どうしたのお兄ちゃ・・・あ、今はお姉ちゃんだね!で、どうしたの?」
「お兄ちゃんでよろしく!実は明日友達と出かけようと思うんだけど、どんな服で行けばいいと思う?女になってから友達と出かけるのは初めてでさー、おかしくない格好ってのがわかんないんだよねー。」
男の服で女の体に合う服っていうのは男じゃやっぱりわからないものである。
「友達ってどっち?男?女?それとも・・・」
「それともってそのあとに何が続くんだよ!」
「お姉ちゃんみたいな人?」
「やかましいわ!相手は女だよ!」
「女かー。ってことは普通に友達同士ーって感じがいいってことだね?」
「そりゃそうだろ。最初から言ってるじゃん。なんで?」
「だって、相手が男だったらデートになるからそう言う感じの格好がいいかなーって思って。」
「デートにはなんねえよ!そんな目で見とらんわ!」
「わかってないな~。」
やれやれと首を振る実里。
「男と女は友達のままではいられないんだよ。」
「んー、そうかなー?」
なんか釈然としないなー。別にそんなことはないと思うんだけどな。
「おねえちゃんももう少ししたらわかるよ!」
あれ、なんで年下にこんなこと教えられてるんだろう?
「それより、着ていく服だね?任せてよ!とびっきりのにしてあげる!」
そう言ってはしゃぐ実里。んーなんか嫌な予感がする。まあ、張り切ってくれてるし、こっちとしても嬉しい限りだから任せることにしよう。
できるだけ早く更新できるようにがんばります




