生徒会へ
キリがいいところで終わらせようとすると短くなってしまうorz
っていうかそれより生徒会長暴走中で扱いに困ってます。
次の日の放課後、僕は生徒会室に来ていた。一応紙に必要事項は記入してある。といっても名前その他学年とかもろもろ程度だが。
「古谷先輩。一応持ってきましたよー。」
「私のことは古谷ではなくお姉さまと呼んでちょうだい!」
「絶対嫌です。」
精一杯の笑顔で返す。
「うっ・・・その笑顔の破壊力は凄まじいわ・・・。まるで超新星爆発が起こったようだわ。」
「たとえがわからないんですが・・・・。」
「私を理解するのなんて100年早いわ!」
「それ自分で言ってて悲しくなりませんか?」
「甘い!私はもう人類を超えたのよ!」
「ちょっとこれ以上やると古谷先輩のキャラが濃くなりすぎるのでやめませんか?」
「そうね。じゃあ本題に入りましょう。紙を見せて頂戴。あ、髪を見せてくれてもいいんだけどね!」
「はいどうぞ。」
これ以上反応するとヒートアップしそうだったので無視して紙を渡す。
「あら?印が押してないじゃない?」
「当たり前じゃないですか。まだ入るって決めたワケじゃないんですから。」
昨日の説明じゃ入ろうなんて到底思えない。
「困ったわねー。本当にどうしたら入ってもらえるのかしら?」
「とりあえずなんで僕なのかを説明してくださいよ。」
「そんなの、なんとなくよ。」
・・・・・え?今この人なんて?
「なんとなくよ。」
大事なことなようで、二回言ってくれました。お心遣い感謝します。
「っておおおおおおおい!」
「声が大きいわ。」
「なんとなくで生徒会に人を入れようとするな!」
「仕方ないじゃない。今人が足りないのよ。」
「・・・・・え?」
「うちの学校が留学制度をとってるのは知ってるわね?それで何人かが生徒会から行っちゃってね。それ以外にも不祥事とかが重なって今の生徒会役員は私だけなの。それで、あなたに手伝って欲しいというわけ。わかった?」
そんな偶然があるのだろうか・・・。って
「それを先に言え!」
「あら、こんなことが知りたかったの?」
「いやいやいや、明らかにこれが理由の一番ですよね!」
「そうかもしれないわね。」
「なぜはぐらかす!?」
「たまにはそういう日があったっていいじゃない。」
「もう言ってることよくわかんない!」
この人はダメだと思う。思考回路が普通の人とは違うようだ。
「それで?理由がわかったことだし、入ってくれるわね?」
古谷先輩もとい会長は急に真顔に戻るとそう言った。
「・・・・まだ決めてません。」
「どうして!?私にはあなたの力が必要なの!力を貸して!」
会長は身を乗り出し、机に手のひらを叩きつけて叫ぶ。確かに今、こうして生徒会に誘われた理由がわかった。それが僕である理由はなんであるにせよ、それは別に構わない。しかしー
「やっていける自信がないんです。」
僕は今まで生徒会というものに関わったことがなかった。それどころかそもそも学校が嫌いだった。今だって正直やっていけるか心配である。それなのに生徒会に入るなんてはっきり言って僕には荷が重すぎる。
「そう、残念だわ・・・・。」
そう言って会長は目を伏せた。
「すいません。」
僕は椅子から立ち上がろうとした。しかし、ちょうどその時会長が静かに言った。
「君は自信があることしかやらないのね?」
僕は動きを止めた。呼吸が止まった。心臓が止まるかと思った。
「人は必ず不確実性の下で生きているわ。確実に成功するって分かってることなんてしても意味ないじゃない?それよりも、できるかどうか不安なことに挑戦してみるほうが、面白そうじゃない?」
そう言って会長は僕に笑いかけてくれた。そうだ。僕はいつも逃げてばかりだった。できないから、やれる気がしないから、必要ないから、怖いから、無理だから、自分に勝手に理由をつけて現実から逃げてきた。あの時だってそうだ。だから僕は自殺をした。
「まだやる気があるならまたここに来なさい?」
会長は僕に受け取ったばかりの用紙を返すと、優しくそう言った。それと同時に僕は決心した。
「・・・ださい。」
「ダサい?ひどいわね。私の悪口を言うなんて。」
「やらせてください。僕に、生徒会役員をさせてください。」
「・・・もちろんよ。じゃあ、その紙に印を押して頂戴?・・・できるわね?」
「はい。」
僕はポケットから判子を取り出した。念のため持ってきておいてよかった。それを会長が出してくれた朱肉につけて用紙に押し付ける。すると赤く『小鳥遊』という文字が押される。
「ようこそ、生徒会へ。」
古谷生徒会長は両手を広げ、僕を歓迎してくれた。
生徒会長のキャラはこんな感じで行こうかなと思います。
それではまた次回の更新で。




