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先生を助けてください.log  作者:
星陵学園高等部関連記録

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24/28

第24話 研究班内共有メモ/生活歴不一致例の整理

【文書種別】研究班内共有メモ

【作成日】不明

【作成者】非定型記憶症状研究班 第二整理係

【対象】生活歴不一致を伴う自己体験感の報告例

【状態】複写資料/原本所在不明/後年整理番号あり

【備考】症例番号、施設名、地名、個人名は削除済み。欄外注記は筆跡混在。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


研究班内共有メモ


「先行体験」および「回帰感」による説明の保留について


1. 共有目的


本メモは、本人の生活歴と外部記録が一致しない自己体験感について、整理方針を共有するための内部資料である。


当該症例群では、対象者が以下のような訴えを示す。


・すでに終わった感じがある

・まだ行っていない場所に、帰らなければならない感じがある

・記録上は経験していない出来事について、身体反応が出る

・本人が「戻った」と表現するが、戻った先の状況が本人の語る過去と一致しない


従来の分類では、夢内容の持ち込み、記憶の混入、作話、既視感、未経験事象の先取りなどに整理されてきた。


ただし、複数例を照合すると、いずれの分類にも収まりきらない報告がある。


本メモでは、当面、生活歴の照合不能例として整理する。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


2. 「先に見た/過去に戻った」説明の限界


未実施の面談、未発生の事故、未到達の生活環境について、対象者が事後反応に近い状態を示す場合がある。


この場合、聞き取りでは「先に見たのか」「これから起きることなのか」と確認されることが多い。


しかし、以下の例では説明が残る。


・対象者が語った出来事が、後日に同じ形で発生しない。

・対象者が「戻った」と述べるが、戻った先が本人の記憶する過去と異なる。

・対象者が結末だけを強く持つが、そこへ至る経路を説明できない。

・記録上存在しない関係について、身体反応だけが残る。


このため、対象者が単に「未来を先に見ている」とも、「過去を思い出している」とも整理しにくい。


問題は、出来事の内容ではない。


対象者が保持しているのは、出来事そのものよりも、出来事が終わった後に残るはずの位置感覚である。


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3. 整理例


対象者は、未実施の面談について「もう終わった」と表現した。


後日、実際に面談は行われた。

ただし、対象者が事前に語った配置、発言、結果とは一致しなかった。


面談後、対象者は以下の発話を行った。


> 違う方でした。

> でも、終わった感じだけは同じです。

> 先にあったものが外れたみたいです。


観察所見。


対象者は「予知が外れた」とは表現していない。

また、「記憶違いだった」とも整理していない。


事前に保持していた事後感と、実際の記録が合わないことに反応している。


この例では、出来事の順序を「未発生/発生済み」の二項で整理すると、対象者の混乱点を取り落とす。


対象者に残っているのは、面談の内容ではなく、面談後の自分が置かれているはずだった場所である。


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4. 聞き取り・整理上の注意


初期聞き取りでは、以下の語を提示しないこと。


・未来を見た

・過去に戻った

・本来の記憶

・正しい生活歴

・間違った生活歴

・予知

・作話


これらは、対象者の発話を「当たる/外れる」「本当/嘘」に寄せる。


聞き取りでは、以下を分けて確認する。


・本人が語る生活歴

・外部記録との一致/不一致

・身体感覚として残っているもの

・「戻った」「終わった」「まだ」の語が出る箇所


分類名は、聞き取り後に付すこと。


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5. 欄外注記


以下、原本欄外に別筆の注記あり。

筆跡照合不能。


> 「戻った」と言う対象者がいる。

> ただし、戻った先が本人の記憶する前と一致しない。


別筆。


> 「先に見た」とするには、後が一致しない例がある。

> 「思い出した」とするには、前が一致しない例がある。


別筆。


> 内容ではなく、配置。

> 体験ではなく、置き場所。


赤字。


> 前と後が一列である保証を、誰が持っているのか。


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【後年整理欄】


【整理番号】PRE-██-14

【分類】非定型記憶症状/生活歴不一致/説明語句管理

【再複写可否】不可

【外部説明資料転用】不可

【備考】作成時期、作成班名、対象事案との関連は未確定。

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