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三週間が過ぎた。

足の痛みは消え、こめかみの治療も終わった。

傷だけが残る。

鏡の前で化粧をしても、完全には隠れない。

女はスマートフォンを見る。

男の配信時間は知っている。

公開されている予定を見ていれば分かることだ。

その時間を避けて電話をかけた。

「足はもう大丈夫です。こめかみの治療も終わりました」

「傷は……どうですか」

女は鏡の中の自分を見る。

「まあ……少し残りましたね」

ほんの少しだけ、声を落とす。

鏡に映る傷は、とても「少し」と呼べるものではない。

それでも、すぐに笑った。

「でも化粧でだいぶ隠れますから。そんなに気にしないでください」

やがて治療費や補償の話になる。

弁護士を通し、正式に話をすることになった。

女は素直に受け入れる。

急ぐ理由は、どこにもない

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